OKX、EU全域でPayPalとの提携を発表=仮想通貨購入と入金を効率化へ

OKXがEU全域でPayPalとの提携を発表

セーシェルに本拠を置く、大手仮想通貨取引所OKXは、オンライン決済サービスを提供するPayPal(ペイパル)との新たな提携を発表した。

これにより、銀行振込やカード承認の手間が省けるほか、EEA(欧州経済地域)全域のユーザーは、PayPalの残高、銀行口座、デビットカード、クレジットカードなどの決済手段を利用し、アカウントへの入金や仮想通貨の購入が可能になる。この機能はすでに利用可能で、同地域ユーザーのデジタル資産へのアクセスを簡素化、利便性にとどまらず、依然として懐疑的な見方が残る市場において、従来の金融と仮想通貨間の溝を埋めることを目指している。

今連携により、PayPalアカウントとOKXアカウントを連携することで、追加設定は不要になり、使い慣れた決済プラットフォームを通じて、仮想通貨をすぐに購入できるようになる。今回の発表に際し、OKXヨーロッパのエラルド・グース(Erald Ghoos)CEO(最高経営責任者)は次のように述べている。

PayPalとの連携は、仮想通貨をより誰もが利用しやすくするという当社の使命における大きな一歩です。PayPalは欧州だけでなく、世界でも広く知られています。同社の信頼できる決済ソリューションを連携することで、ユーザーの進化するニーズに応えるシームレスな体験を提供できるようになります。

このサービス開始を記念して、OKXはPayPal経由の仮想通貨購入、またはPayPalを使用してOKXアカウントに資金を入金する場合の手数料が無料に。このサービスはEEA限定で1カ月間利用可能だ。

統合の主な特徴

今回の統合は、ヨーロッパでローカライズされたMiCA(仮想通貨市場規制)準拠のデジタル資産サービスを提供するというOKXの幅広い戦略を支えるものだ。OKXは2025年初めにMiCA規制の登録を取得している。

今統合の主な特徴は、即時資金調達、シームレスなアカウントリンク、EEA全域での幅広い利用可能性だ。この動きは、仮想通貨へのエクスポージャーを求めるユーザーの参入障壁を下げ、OKXをこの地域における規制対象デジタル資産サービスにおけるリーディング取引所としての地位を確立することを目的としている。

OKXは世界中で6,000万人以上の顧客にサービスを提供。ヨーロッパをはじめ、サンノゼ、ドバイ、シンガポール、ニューヨークに地域オフィスを構えており、毎月、PoR(Proof of Reserves:準備金保有量証明)レポートを発行し、米国、UAE、EEA、シンガポール、オーストラリア、その他の管轄区域でライセンスを保有している。

 

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