Uniswapがウクライナへ寄付できるプラットフォームを構築
世界最大手のDEX(分散型取引所)プロトコルの運営者であるUniswapLabsは、ユーザーがERC-20トークンをウクライナへの募金活動を支援し、容易かつ迅速に寄付できるプラットフォームを構築した事を明らかにした。
今回Uniswapが同プラットフォームを構築した背景には、NEXTMONEYの特集記事「ウクライナ政府による訴えを受け、1,300万ドル以上の仮想通貨が寄付される」で報じているように、ウクライナ公式Twitterアカウントを介して、ビットコイン(Bitcoin/BTC)とイーサリアム(Ethereum/ETH)、テザー(Tether/USDT)の寄付アドレスを公表、ウクライナへ仮想通貨を用いた寄付を募った事が大きな起因となっているとみられる。
1/ To ensure that everyone who wants to donate ERC-20 tokens to the Ukrainian government 🇺🇦 can do so, we built an interface that swaps any token for ETH and then sends it directly to the Ukrainian government in a single transaction.https://t.co/3zuJLpmWNQ https://t.co/Fg3HSdbNSF
— Uniswap Labs 🦄 (@Uniswap) March 1, 2022
ERC-20トークンをウクライナ政府に寄付したいすべての人がそうできるようにするために、トークンをETHと交換し、それを1回のトランザクションでウクライナ政府に直接送信するインターフェースを構築しました。
Uniswapによって多彩なERC-20 トークンからの寄付も可能に
Uniswapはツイートでプラットフォームを共有し、ウクライナ公式アカウントにリンク。プロトコルの市場価値が70億ドル(約8,051億円)を超える同取引所は、このプラットフォームを利用することで、ユーザーはERC-20トークンをイーサリアムに変換し、数回のクリックでウクライナに寄付できると述べている。
ウクライナ政府が共有するアドレスは、テザーとイーサリアムのみを受け入れるように見え、一見、他の仮想通貨では寄付できないように見えるが、このインターフェースは、寄付したい他のERC-20トークンを持っている人なら誰でもワンクリックで寄付できるように構築されている。