フィリピンはアジアブロックチェンハブになれる要素大
世界中で約 7,000 万人がブロックチェーン ウォレットを使用しており、仮想通貨の 1 日平均取引量は 1,300 億ドル以上に急増している今、持株投資会社ディトCMEの最高執行責任者であるドナルド・リム(Donald Lim)氏は9月7日(水曜日)、フィリピンがアジアのブロックチェーン首都になるために必要なものを備えていると述べている事が分かった。
フィリピンでは、国の証券取引所がデジタル資産を取引プラットフォームに統合することを検討しており、仮想通貨はフィリピンに大きな影響を与えると考えられている。コロナパンデミックによる世界的な健康危機は、仮想通貨やその他の金融技術ソリューションの採用に貢献したものの、フィリピン人は2019年にはすでにデジタル通貨に関心を持っていたことが分かっている。なお、現在では同国総人口の4%に相当する約430万人が仮想通貨を所有していると予測されている。
フィリピンにはブロックチェーンのハブになるリソース有
リム氏によると、フィリピンにはブロックチェーンのハブになるための根拠があり、1億1,000万人の人口の平均年齢は25歳で、デジタル人口の中でインターネットとNFTの普及率が最も高いのがその理由だ。
2021年に実施された調査によると、フィリピンは仮想通貨の採用率が最も高い国の1つで、アジアの国は、世界で3番目に高い仮想通貨採用率を持っていることが示されている。仮想通貨は安全かつ分散化されており、簡単にアクセスでき、潜在的なインフレ ヘッジになるため、人々は仮想通貨に注目している。また、ブロックチェーンは、ネットワークに接続されたすべてのデバイスからアクセスできる共有デジタル台帳または分散データベースで、データをデジタル形式で保存する能力を備えたデジタルデータベースと考えられる。
世界で17番目に仮想通貨を意識しているフィリピン
ビットコイン(Bitcoin)などの仮想通貨システムでは、ブロックチェーンは安全で分散化されたトランザクションの台帳を維持する上で重要な役割を果たしている。
ブロックチェーンのイノベーションは、データレコードの整合性とセキュリティを確保し、信頼できる第三者を必要とせずに信頼を提供することである。フィリピンの科学技術省は最近、ブロックチェーン技術のトレーニングコースを開始しており、ヘルスケア、財政支援、政府の記録保管、ビザとパスポートの発行、および商標登録のためのブロックチェーン技術の使用例を現在検討している。
インターネットブローカーのBrokerChooserの Crypto Awareness Score(※日本語訳:仮想通貨認識スコア)調査でフィリピンは、世界で17番目に仮想通貨に対する意識の高い国としてランク付けされている。フィリピンは、2020年のグローバル仮想通貨導入指数で、仮想通貨所有者数でも12位にランクされている。