中国、SCIA|ビットコイン(BTC)を含む3通貨を「財産」であると認定

中国広東省深圳国際仲裁院(SCIA)は25日、ビットコインをめぐる株主権訴訟に関与するトラブルを「ビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ビットコインダイアモンド(BCD)」の3通貨が「財産」であると判決を下した

SCIAは今回のビットコインをはじめとする3通貨は「財産」であると判決を下した理由には次のようなことが挙げられる。

「現在、中国政府が主導で仮想通貨の規制を行なっているが、ブロックチェーンに裏付けられたビットコインの根本的な概念は法定通貨とは異なるが、法律では個人の保有や合法的な禁止していないのが実情である。また、現在の民法と契約法に基づいてビットコインを財産と認定する。」

さらに、仲裁裁判所はビットコインは決済通貨ではなく、財産として法律によって保護されることを妨げないと主張してる。

仮想通貨の「財産」という位置付け関しては、仮想通貨時価総額2位に位置するイーサリアム(ETH)が以前から認定を受けており、それに続いてビットコインを含める3通貨が認定された形となる。

ブロックチェーンという技術に裏付けられたビットコインの「財産」としての認定は、中国の仮想通貨市場にとっては大きな良い影響を与えることが予想され、仮想通貨全体の市場にとってもビットコインを保有するにはいい材料になったに違いない。