ベネズエラ発行Petroを使用してインドに石油を販売
独自の仮想通貨「Petro(ペトロ)」を発行しているベネズエラ政府はインドに対して、Petroで使用する場合のみ原油の価格を30%値引きすると提案をしました。
ペトロという仮想通貨は石油埋蔵量に連動した世界初である政府発行の仮想通貨です。
ベネズエラは世界最大の3,000億バレルの石油埋蔵量を誇っており、インド政府に対する提案は「ペトロを買えば、原油の購入に対して30%の割引をする」というものです。
開始したプレセールは3月19日に終了しており、このプレセールでは127ヶ国以上が参加し、38億ドル(約4,156億円)以上の資金を調達したと言われています。
ですが本当の資金調達ができていたのかは未だ不明です。
さらに、ベネズエラはCoinsecureの取り扱い通貨としてペトロを追加したいと考えており、ビットコイン(BTC)とルピー(INR)との取引を可能にする計画をしています。
インドへの原油の輸出に対して30%もの割引を実施したことは世界有数の原油産出国としての切り札を切ってきたとも言えますが、時期尚早。
トークンの流動性を確保する為の施策としては有効ですが、国家政策としては”安物買いの銭失い”の様に感じます。