中国ビットコインマイニングファーム、大規模火災で1,000万ドルの損失
ビットコインマイニングは最先端の資産確保手段として注目を浴びているが、デジタルトークンとは異なり、現実に存在するマイニング機器を使用しなくてはならず、保管には最新の注意が必要だ。
ビットコインマイニングの専門家であるMarshall Long氏は先日、ビットコインのマイニングファームにて火災が発生していることをTwitter投稿にて明らかにした。また、仮想通貨関連企業Primitive Venturesの共同創設者であるDovey Wan氏もTwitterに投稿。少なくとも1,000万ドル以上の損失が出ていることを主張している。
The big datacenter from Innosilicon just went nuclear$BTC @DoveyWan did you see this?#BTC #bitcoin pic.twitter.com/Br2qRx40On
— Marshall Long (@OGBTC) September 30, 2019
今回、Twitter投稿によって明らかになった大規模火災は、中国と北アメリカを拠点にマイニング用マシンを開発しているメーカーInnosilicon(イノシリコン)にて発生したようだ。一連の著名人らによる情報提供はあったものの、イノシリコン社からの公式発表はなく、連絡も取れない状況であるという。
ビットコイン価格と、ハッシュレートの相関性
ビットコインマイニングは、ビットコイン価格に上下落に関係することがよく報道される。どのような相関関係にあるか詳細は明らかになっていないが、BTC価格が上昇する際には、ビットコインハッシュレートも上昇。それとは逆に、BTCが下落すると、ハッシュレートも下落する。
先月末にはハッシュレートの大規模な暴落が観測された後、ビットコイン価格は急激に下落。9,000ドルを下回るまで相場は落ち込んだ。このような相関関係によって、今後のビットコイン価格に影響が出る可能性は十分にある。