政府向け仮想通貨プログラムの提供
ブロックチェーンの動向監視サービスなどを手掛けるチェイナリシス(Chainalysis)は12日(木曜日)、政府および破産実務家が押収した仮想通貨の販売支援を目的とした新しいプログラムの立ち上げを明らかにした。
ブロックチェーン監視会社Chainalysisは、法執行官によって押収された仮想通貨の回収、保存、販売に対応する新しい「資産実現プログラム」の立ち上げを発表。提供されたプログラムには、政府機関と破産実務家が押収した資産を処理、保管、実現、監視するのに役立つプログラムとのこと。法執行機関が違法な仮想通貨資産を扱っている場合、政府組織は仮想通貨を押収するだけでなく、法的に没収されるまでそれらを保存する必要があると説明している。
同社は、世界中の免許を持った専門家、破産実務家、および政府が、「押収した仮想通貨資産を法定通貨で追跡、保存、および最終的に販売するための安全な方法」となる信頼できるプログラムを必要とすると考えている。
仮想通貨が主流になるにつれ、それらは善と悪の両関係者によってますます使用される。違法行為の検出と調査を支援することを意味します。政府のパートナーが悪意のある人物を根絶することに成功するにつれて、資産の回復と実現を支援することは当然の次のステップです。
とChainalysisのジェイソン・ボンド(Jason Bonds)最高収益責任者は述べた。同社の発表は、資産コンサルティングサービスのアセット・リアリティ(AssetReality)社と提携したことにも言及しており、押収された仮想通貨を管理し、会社は「複雑な資産」を処理するグローバルな法執行機関と協力している。
また、11月6日付のNEXTMONEY記事「米国政府、シルクロード関連の10億ドル相当のビットコイン押収」でも報じた様に、Chainalysisが最近のシルクロードのビットコイン没収で米国法執行機関が使用された仮想通貨ウォレットを特定して調査するのに役立ったことを詳述している。
Chainalysis社の提供する新プログラムの導入は、司法省や米国マシャルサービスなど、米国の法執行機関が押収した仮想通貨の保管の支援を求めていることに続きます。数年前のシルクロードのオークションでは、米国の元帥が没収したビットコインのキャッシュの保存とオークションを担当していた。しかし、2020年4月、両機関は「押収/没収された仮想通貨の保管、保守、廃棄」の要請を発表している。