Coincheckでんき、サービス対象エリアの拡大へ

Coincheckでんきがサービス対象エリアの拡大を発表

コインチェック株式会社が電気サービス「Coincheckでんき」の対象エリアの拡大及び契約容量の範囲拡大を5月15日に同社のブログで発表した。

※コインチェック株式会社は、仮想通貨取引所Coincheckを運営する企業。マネックスグループ完全子会社の仮想通貨交換業者。

サービス提供対象エリアの拡大により、北陸電力圏、四国電力圏での電力供給が開始され、沖縄電力圏及び離島を除く全国でサービス提供が可能となったようだ。また、東北電力圏、東京電力圏、中部電力圏、九州電力圏では契約容量30Aから利用可能となるなど、電力をあまり消費しない単身者にむけて契約容量の範囲拡大も行われるようだ。

Coincheckでんきは、株式会社コインチェックと株式会社イーネットワークシステムズが共同で提供する電気サービスである。契約ユーザーが利用する電力は株式会社イーネットワークシステムズから供給され、料金決済の部分をコインチェックが担当する。

電気料金の決済については、現金(法定通貨)かビットコイン(BTC)どちらかを選べる。

法定通貨による支払いの場合は、支払い料金の一定割合(1~7%)の還元をビットコインで受けられる「ビットコイン付与プラン」が、ビットコインによる支払いの場合は、既存の電力サービスより1~7%の電気料金の割引が行われる「ビットコイン決済プラン」が提供されている。なお、Coincheckでんきの利用には、仮想通貨交換所Coincheckの口座開設が必要だ。

Coincheckでんきは、2018年1月に発生した仮想通貨取引所CoincheckのNEM流出事件発生後、同年3月からサービスの一時停止が行われていたが、2019年2月20日からサービスは再開されている。

また、仮想通貨取引所Coincheckについては、2018年10月30日から新規口座開設と一部仮想通貨の入金・購入を再開し、順次サービスの提供再開に向けて、準備が進められているようだ。

Coincheckでんきのサービス再開から、約3か月後に対象エリアの拡大を発表したコインチェック。

今後の事業展開にも期待したい。