ツイッターCEO「BTCがインターネットの“最も実行可能な通貨”」

ツイッターCEO「BTCがインターネットの“最も実行可能な通貨”」

ツイッター社CEOのジャック・ドーシー氏は、ビットコイン(BTC)がインターネットにとって最も実行可能なデジタル通貨であり続けていると主張した。ロイターがTwitter上で公開したインタビューで明らかになった。

ドーシー氏はインタビューの中で、「インターネットはコンセンサス主導型であり、誰もが構築するもので誰でもその方向性を変えることができます。ビットコインも同じパターンで、インターネット上に構築されました」と述べており、今回の発言は、以前からドージー氏が発言しているビットコインへの期待感と、その本質的な価値について再認識した形になる。

実際に、ドーシー氏は以前からインターネット上の通貨であるビットコインを支持しており、BTCはインターネット上の通貨として最も最適な位置にあると主張している。その証拠に、モバイル決済プラットフォームSquare IncのCEOでもあるドーシー氏は2017年後半に、ピアツーピア決済Cash Appでビットコインを売買する機能を追加しており、10月1日から2019会計年度末までの間に1億7800万ドルのビットコイン収益を記録した。

またSquareによると、アプリの収益は8億7500万ドルと前年度から600%増加しており、Squareのビットコイン粗利益は710%以上増加したとのことだ。さらにアプリのユーザー数は6月の時点で3000万人を突破し、昨年末の2400万人から600万人増を記録している。これにより、先月報告されたSquareの2020年第2四半期の収益は、粗利益で2億8,100万ドルを稼ぎ調整後EPSは0.18ドルで、アナリストが予想していた0.05ドルの損失をはるかに上回った。

Square社が約53億円をビットコインへ投資

最近Squareは、新たに5,000万ドル(約53億円)の資金をビットコインに投資したことを明らかにしており、20億ドル近くの資金を保有するSquareのビットコインへの投資額は、その約2.5%を占めることになる。ドーシー氏は以前からビットコインの熱烈な支持者として知られており、その保有量は年々増していることも確認されている。

しかしその一方で、は、ビットコインを「既存のデジタル決済プラットフォームと同じくらい直感的に使用できるようにする必要がある」とも述べており、ビットコインが広く採用されることへの障壁として、取引時間、費用対効果、一般的な理解について指摘している。