米国Fundstrat社のトム・リー氏、「ビットコインは2019年の上昇に向けて準備を進めている」と発言|今回の予想は当たるのか?
米国Fundstrat社の創設者であり、ビットコイン(BTC)をはじめとする仮想通貨市場のアナリストとして知られるトム・リー氏は14日、ビットコインの価格について「ビットコインは2019年までに大規模なカムバック(現在の価格から上昇)に向けて準備を進めている。」とCNBCのインタビューに対して答えた。
同氏によると、ビットコインが上昇へと準備していると発言した背景には、いくつかの技術的な要因が考えられ、最近では米国最大手の投資銀行JPモルガン・チェイスが、決済業務変革のためアメリカ初となる仮想通貨「JPMコイン」の開発を発表、さらには大手SNSを手がけるフェイスブック社がメッセージアプリ「What App」を使用した、独自通貨の導入を検討している。
また、同氏はこれらの新しい仮想通貨とビットコインを次のように比較している。
「JPMコインのような新しい暗号通貨はより安定したコインである一方で、ビットコインは一般に暗号通貨にとって “価値のある貯蔵庫” のようなものであり、それがビットコインの成長と人気への脅威とはならない。」
トム・リー氏はこれまでビットコインに対して前向きな考えや、それに関する発言を行ってきた。
2018年年末にはビットコインの価格分析について「ビットコインの価格は約2万ドル(約222万円)が適正であると考えいる。」と発言。しかしビットコインの価格は4000ドルにすら達することはなかったのだ。
このビットコインの価格分析に対して同氏は2019年1月、アメリカのニュース番組であるフォックスビジネスのインタビューに対して「ビットコインの適正価格について考えに変わりはないが、それに達するには時間を要する。」と発言。しかし、この発言の確信的な根拠や情報はなく、ビットコインの価格は依然として平行を辿っている。