20歳にして巨万の富を築いた天才少年が語る「ビットコインの致命的な課題」

仮想通貨で莫大な富を築いた天才少年が語る「ビットコインの致命的な課題」

ビットコインでの若き成功者として名高いErik Finman氏(20)が、ビットコインが解決しなければならない課題を4つを指摘した。

Finman氏は2011年5月(当時11歳)に祖母から貰った1,000ドルを元手にビットコインを購入し、その後も売買等で資産を増やして2018年1月には保有額が400BTCを超えた。わずか10万円程度から現在価値にして3億5千万円にまで資産を増やすことに成功したことになる。

日本風にいうならばまさに「億り人」であるが、彼の場合は1年や2年ではなく文字通りの意味でその半生(それまでの人生の半分)をかけて築き上げた結果と言えるだろう。

そのFinman氏が、ビットコインは長期的には「死亡」するとした上で死亡を避けるために解決しなければならない課題が4つあると指摘した。

  • 送金速度が遅すぎる
  • 送金手数料が高すぎる
  • ビットコインコミュニティに内紛がある
  • 新しいユーザーにとって敷居が高すぎる

送金速度や送金手数料についてはしばしば指摘されている問題だが、Finman氏はそれらの解決に取り組むべきコミュニティがまとまりを欠いていると批判している。そして最大の課題は、新しいユーザーが今よりももっと簡単に参入できるようにすることだという。

一方で仮想通貨自体は存続していくだろうとしており、ビットコインについても「イライラするから自分で直すかもしれない」と述べるなど、ビットコインに対する関心や期待を完全に失っているわけではなさそうだ。

ビットコインは同氏の人生を大きく変えた存在であるだけに、簡単には割り切れない複雑な心境があるのかもしれない。

 

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仮想通貨投機の熱気に陰りが見え始めた2017年の暮れ頃から仮想通貨に関わり始め、投機よりも実用面に高い関心を持つ。国産仮想通貨プロジェクトやWebサービスの運営に携わりつつ現在に至る。