米国を拠点に置く仮想通貨取引所Coinbese(コインベース)の政策担当者である「Michael Lempres(マイク・レンプレス)氏」が22日、同国のVC(ベンチャーキャピタル)であるアンドリーセン・ホロウィッツ社に移籍したことがブルームバーグの報道によって明らかとなった。
Michael Lempres(マイク・レンプレス)氏は、同取引所コインベースにて法務長官を1年勤めた後、9月からは政策担当者として任命されていた。サンフランシスコに拠点を置くコインベースが仮想通貨市場で大きな成長期を迎えていた時、同氏はコンプライアンス政策の構築や、政務問題の解決に貢献してきた。
コインベースは、アンドリーセン・ホロウィッツ社に移籍することについて「アンドレッセン・ホロウィッツでの新しいポジションでベストを尽くすことを願っています。」と述べている。
また、Michael Lempres(マイク・レンプレス)氏の公認である人物は未だ明らかとなっていない。
アンドリーセン・ホロウィッツ社の仮想通貨の関係性とは?
米国を代表するベンチャーキャピタルであるアンドリーセン・ホロウィッツ社は今年6月、仮想通貨とブロックチェーンに特化したファンドを設立。ファンドは総額にして3億ドル(約337億円)の資金を使用して行われる予定である。
コインベースの移籍騒動は今回はが初の事例ではない。
コインベースの最高責任者の1人であるAdam White氏は10月、同取引所から退社を発表している。彼は2013年にビジネス開発や製品管理担当の副社長に就任しており、2年間にわたってコインベースの重役をになってきた人物であった。
コインベースとアンドリーセン・ホロウィッツ社の関係性は今月、機関投資家向けに仮想通貨資産の管理を目的とした「Coinbaseカストディ」が、アンドリーセン・ホロウィッツ社と提携を結び、5億ドル(約550億円)の仮想通貨ファンドを今年の年末までに設立することが明らかとなっている。