相次ぐネットワーク停止で安定性に注目集まる
Sui(スイ)メインネットで新たな障害が発生し、ネットワーク全体のトランザクション処理が停止した。
Sui mainnet is currently experiencing a network stall. Network activity may be paused at this time.
The Sui Core team is actively investigating. Updates and incident review will be shared as soon as they are available.
— Sui (@SuiNetwork) May 29, 2026
Suiメインネットでは現在、ネットワーク障害が発生しています。ネットワークアクティビティが一時停止する可能性があります。Suiコアチームが現在調査中です。最新情報およびインシデントに関する調査結果は、入手次第お知らせいたします。
今回の障害は、ソフトウェアアップデート後に発生した技術的な問題に関連しており、短期間で複数回の停止が発生したことで、ネットワークの信頼性に対する懸念が高まっている。SuiはX上で、メインネットがネットワーク停止状態にあると公表し、トランザクション処理が一時的に中断していることを明らかにした。開発チームによると、今回の障害はバージョン1.72へのアップグレードで導入されたガス料金計算ロジックに関する問題が原因だったという。
チームの説明では、新たに追加されたアドレス残高機能と既存のガス料金ロジックの相互作用により、エポック移行時のバリデータ間コンセンサスに問題が発生した。これにより、バリデータは次のネットワーク状態について合意できなくなり、トランザクションの確定処理が停止した。
最初の障害は2026年5月28日(木曜日)に発生し、約5時間55分にわたってネットワークが停止した。その後、バリデータによる協調的なアップグレードによってサービスは再開されたものの、翌日のエポック移行時にも再び障害が発生した。Suiは後に、最初の対応が一時的なもので、根本的な衝突の解決には至っていなかったと説明している。
短期間での連続停止が懸念材料に
今回の障害により、送金、DeFi(分散型金融)取引、NFT(非代替性トークン)取引、ゲームアプリの利用、ウォレット操作などが影響を受けた。
バリデータが障害状態にある間もRPCノードは稼働を続けていたが、新しいトランザクションの確認や確定は行えなかった。障害は、Suiエコシステムの拡大が進む中で発生。Suiは最近、USDCやFDUSDを含む複数のステーブルコインを対象としたガス不要送金機能を導入したほか、CMEグループによるSUI先物契約の上場も行われている。
Suiは2026年1月にも約6時間にわたる大規模な停止を経験している。また、2024年11月にはトランザクションスケジューリングロジックの不具合によってバリデータが停止する障害も発生した。今回の連続停止を受け、開発チームは詳細なインシデントレポートを公開する予定としており、アドレス残高機能とガス料金計算ロジックの設計見直しを含めた再発防止策の検討を進めている。























