テレグラム(Telegram)、新しい「ギフト」機能でNFT変換を可能に

テレグラムが新しい「ギフト」機能でNFT変換を可能に

ロシア発、インスタントメッセージアプリのテレグラム(Telegram)のパベル・ドゥロフ(Pavel Durov)CEO(最高経営責任者)は、NFT(非代替性トークン)を採用し、ユーザーは限定版「Gifts(ギフト)」を非代替トークンに変換し、二次市場でオークションにかけられる新たな機能をまもなく統合することを明らかにした。

日本語訳:
ホリデーシーズンがもうすぐ始まります。今日、ギフトを発売します。
ギフトは、大切な人の大切な…

テレグラムのCEOは、近日中にNFT変換機能を発表。この機能は、メッセージングアプリ内の特定のギフトに適用されるとのこと。この動きは、NFT市場が衰退する中で行われたもので、9月には2021年1月以来の最低の月間売上高を記録。2024年9月のNFT売上高は合計2億9,600万ドル(約439.8億円)であったが、これらのトークンに関連する取引数は8月の730万件から先月の490万件に減少し、その人気の衰退を浮き彫りにした。同CEOは、ギフトのNFTサポートの実装日を具体的には明らかにしていないものの、この機能について、「“今年後半”に開始される」と述べている。

テレグラムがNFTを採用

同CEOの発表によると、テレグラムは10月5日にギフトをリリースし、ユーザーはギフトを活用して“大切な人の、大切なイベント”を祝福できるようになった。

ギフトの受取人は、ギフトをプロフィールに表示したり、デジタルサービスの支払いに使用できるテレグラムアプリ内通貨であるテレグラムスター(Telegram Stars)と交換もでき、これらのギフトの一部は数量限定で、希少性を高めており、同CEOは次のように述べている。

今年後半には、これらの限定版ギフトをTONベースのNFTに変換する機能を導入します。ユーザーは、トークン化されたギフトをテレグラムの外でオークションにかけたり、取引ができ、所有権はブロックチェーンに記録されます。

スターは、クリエイターに資金を提供したり、ミニアプリ内他サービスに支払いをしたりに役立ち、カスタマイズ可能なメッセージと絵文字を使用したギフトオプションは、各連絡先プロフィールで利用できる。

限定版ギフトは数時間で完売

10月6日のフォローアップ投稿で同CEOは、2024年10月5日(土曜日)にリリースされた2つの限定版ギフトが「数時間」で完売したと発表した。

これには、50万個のロリポップと10万個の桜の全在庫が含まれていた。テレグラムチームは、「こんなに早く」起こるとは予想していなかったと述べ、同CEOはメッセージングプラットフォームが売り切れ商品をより適切に処理するためのアップデートに取り組んでいると述べた。