コインチェックと映画監督紀里谷氏率いるKIRIYA PICTURESが事業提携へ

コインチェックと映画監督紀里谷氏が事業提携へ

コインチェックと映画監督である紀里谷和明氏が所属するKIRIYA PICTURESが、NFT(非代替性トークン)事業において連携を開始したことを発表した。

コインチェックは今回の発表で、連携で紀里谷和明監督の手がける最新作『新世界』のNFTを活用したファン拡大施策を検討。さらに、クリエイターの自由な発想による制作活動や収益機会の多様化の実現を目指すと語っている。

紀里谷和明「『新世界』パイロットムービー」より動画引用

紀里谷監督の最新作である新世界は、国のシステムが崩壊した近未来の日本で、理想の新世界を追い求める者たちの物語を描いた作品で、俳優の山田孝之氏、GACKT氏、黒木華氏などの豪華キャストが出演する期待の最新作だ。

さまざまな分野で活用が進むNFT

固有価値を証明できるデジタルアイテムとして2021年に入ってから高い関心が寄せられているNFTは、さまざまな分野での活用が進んでいる。

NEXTMONEYの6月9日(水曜日)の特集記事「パリス・ヒルトンがイーサリアムNFTのOriginプロジェクトに参加」でも報じたように、パリス・ヒルトン氏がNFTのOriginプロジェクトに参加したことが発表されたほか、「バットマンとグリーンランタンが独占コミックNFTコレクションを発表」にて人気漫画家であるニール・アダムス(Neal Adams)氏がブロックチェーンゲームを手掛けるVorto Gamingと提携し、限定コミックとNFTコレクションをリリースを発表している。最近では、ブロックチェーンゲームのアイテム交換などに限らず、アート作品の真正性の証明として、「バンクシー、オリジナル作品「モロンズ」焼却後NFTに変わる」で報じているように、バンクシー絵画がNFTに変換されるなど、活発な動きがみられている。

コインチェックはこの様な環境下にて、これまでのNFTの取引課題であるGas代(ネットワーク手数料)の高騰、複数のサービスを介した複雑かつ難しい取引など、これらの解決を目指した新NFTマーケットプレイスとして「Coincheck NFT(β版)」を2021年3月に提供開始している。Coincheck NFTと、子会社のコインチェックテクノロジーズのmiimeによる2つのプラットフォームで、国内外のNFTの流通を支援しすることを通じ、コンテンツおよびファンの拡大に加え、新たな収益機会を創造する支援をしている。

また、今回の発表に際し、紀里谷監督は公式発表の中で次のように語っている。

現在のクリエイティブ業界は、自由な環境やマインドで創作を行い、広くオーディエンスに届けることが難しい状況にあると思います。真の意味での「クリエイティブ」、それを可能にする環境、システムのあり方の可能性を探究します。既存の仕組みに頼るのではなく、クリエイティブ主導の世界。作品の創作過程や発表方法、マネタイズのビジネスまでをアートと捉えた、新たな作品づくりに挑戦します。

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