韓国のセキュリティトークンが投資家を守る
韓国FSC(Financial Services Commission:金融サービス委員会)は、韓国の投資家がすぐにセキュリティトークンや分割された資産に簡単に投資および取引できるようになると述べた事が分かった。
韓国の金融市場の規制当局である韓国FSCは、セキュリティトークンの発行と配布を承認。韓国の投資家は、規制当局が関連法の改正を結論付けた後、セキュリティトークンの取引を開始する予定とのこと。現地メディアThe Korea Times の報道によると、規制当局は、今回の変更により、投資家が部分的な投資ができるようになるだけでなく、セキュリティ トークン所有者が従来の証券投資家に与えられるのと同じ保護を得られるようになることを望んでいる。FSCのイ・スヨン(Lee Su-young)氏によると、セキュリティトークンの投資家は、従来の証券の投資家に提供されるのと同じ保護を受けることが期待されており、同氏は次のように語っている。
新しい形のデジタル化された証券をここで発行することを許可することを決定しました。これにより、投資家はセキュリティトークンを介してより簡単に分割投資ができます。また、従来の証券に投資している投資家と同等に、セキュリティトークンの投資家を保護します。
セキュリティトークン取引に向け準備中の証券会社
報道によると、韓国FSCが関連法の関連セクションを修正する決定を下したのは、韓国の電子証券および資本市場に「世界的な投資パラダイムシフト」を反映させたい意向のためである。
一方、Eugene Investment & Securities(有進投資証券)のアナリストであるキム・セヒ(Kim Se-hee)氏は、取引可能な資産のリストを拡大した利点を強調。セキュリティトークン取引を可能にするためにそれぞれの取引アプリを更新していると伝えられている韓国の証券会社には、KB証券、新韓証券、Kiwoom証券が含まれている。
FSC は、投資家が分数化された証券を取得して保持できるようにするための措置を講じているが、報道で引用されている情報筋の話によると、投資家にセキュリティトークンを購入する前に考えるように述べている。しかし、これらを含めた複数の懸念にもかかわらず、同情報筋は、「FSCがいくつかのトレンディな投資分野で規制を緩和する兆候を示していることは良い兆候だ」と主張している。