香港の仮想通貨取引所であるOKExが公式サポートが、本人確認(KYC)のレベルによって出金額に制限を設けることを23日に発表した。制限変更は28日から実行される。
Resumption of ASCH (XAS) Depositing and Withdrawal https://t.co/xaGsN29hja
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— OKEx (@OKEx_) August 23, 2018
OKExでは4段階の本人確認レベルが存在する。最も低いレベル0は二段階認証やパスワード設定のみ、レベル1ではパスポートIDの提出、レベル2ではパスポートの写真・パスポートを持っている本人の写真・運転免許証など住所を確認できる写真の3点が必要になる。
今回の変更によってレベル0では、出金額の上限が0に変更され事実上出金が不可能になる。レベル1では24時間毎に2BTCまで、レベル2以上になれば24時間毎に100BTCまでとなる。ただしレベル2以上の限り、取引額によって出金額の上限を緩める可能性も示唆している。
OKExでは1日に約70億円相当の取引が行われている。扱っている仮想通貨やトークンも500銘柄を超えており、取引高・取り扱い銘柄数ともにOKExは、世界有数の仮想通貨取引所となっている。
また今回の変更により、1人が所有できるアカウントを1つに制限することも発表している。
緩すぎる取引所が多い中で、規制のレベルはだんだん上がってくると思います。OKも世界有数の取引所になり、規制段階をあげてきました。
利用者が増える一方で、不正アカウントやマネーロンダリングに使う人も多かった現状では、この規制の上げ方は評価すべきだと思います。
取引所の数もどんどん増えていますが、コンプライアンスとユーザーの獲得がうまくいかないところはすべて潰れていくでしょう。