リップル・プライムが2億ドル融資枠を確保 機関投資家向け取引基盤を強化

Ripple Primeの機関投資家向け証拠金融資とプライムブローカレッジ事業を表現したアイキャッチ画像

マルチアセット対応の証拠金融資を拡大

Ripple Prime(リップル・プライム)は、ニューバーガー・スペシャリティ・ファイナンスから2億ドルの資産担保型融資枠を確保した。

これにより、機関投資家向け証拠金融資サービスを拡大し、仮想通貨や外国為替、債券など複数市場に対応するマルチアセット・プライムブローカレッジ事業を強化する。

Ripple Primeは、リップルが2025年にHidden Road(ヒドゥン・ロード)を12億5,000万ドル(約1,970億円)で買収した後に設立された機関投資家向けプライムブローカー部門だ。今回の融資枠により、顧客需要に応じて最大2億ドル(約315.3億円)を柔軟に引き出せるようになり、より大規模な証拠金取引や資金調達ニーズへの対応が可能となる。

また、この仕組みにより、機関投資家は仮想通貨だけでなく、株式、外国為替、債券など複数資産を単一の信用構造の下で管理できるようになる。

Hidden Road買収後に事業拡大続く

リップルはHidden Road買収を通じ、証拠金取引、清算、執行支援、リスク管理などの機関投資家向けサービスを強化してきた。

さらに2026年2月にはHyperliquid(ハイパーリキッド)へのアクセス機能をRipple Primeへ統合、中央集権型取引所に加え、分散型デリバティブ市場へのアクセスにも対応している。

リップルによると、買収以降Ripple Primeの収益は前年比で3倍に増加した。背景には、仮想通貨市場と従来型金融市場の双方で、高度な取引インフラに対する機関投資家需要が高まっていることがある。

Ripple Primeのノエル・キンメル(Noel Kimmel)社長は、「この提携により、当社は顧客とともに成長し、マージン容量の拡大、迅速な対応、資本効率の向上を実現できる」と述べた。

仮想通貨市場で機関投資家需要が拡大

ニューバーガー・スペシャリティ・ファイナンスは、運用資産総額約5,700億ドル(約90兆円)を持つニューバーガー・バーマンの資産担保型投資部門だ。

同部門の責任者であるピーター・スターリング(Peter Sterling)氏は、Ripple Primeについて「フィンテックレベルの技術と俊敏性を、銀行レベルのコンプライアンスと厳格な運用体制と組み合わせた革新的な証券仲介プラットフォーム」だと評価した。

リップルは近年、決済事業に加え、カストディ、ステーブルコイン、プライムブローカレッジ、資金管理など機関投資家向けサービスを拡大している。

CoinbaseとEY-Parthenonの調査によると、機関投資家の73%が2026年に仮想通貨へのエクスポージャーを増やす計画を持っており、機関投資家向けインフラ需要は引き続き拡大している。

 

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2022年1月から仮想通貨を触り始め、みるみるうちにNFTにのめり込んでいった。 現在はWeb3とECの二刀流で生計を立てている 得意なのは喋る事、好きな食べ物はカレー、好きなゲームは格闘ゲーム