Citiのデジタル資産責任者が仮想通貨スタートアップを立ち上げるために退職

Citiグループ幹部がスタートアップ企業立ち上げで退職

Citiグループ(Citigroup Inc.)のデジタル資産共同責任者であるグレッグ・ジラソール(Greg Girasole)氏とアレックス・クリーテ(Alex Kriete)氏は、仮想通貨とブロックチェーン業界をさらに深く掘り下げるスタートアップ企業を立ち上げるため、同社を退職したことが判明した。

ウォール街大手として広く知られるCitiグループのために最近立ち上げられたデジタル資産グループの先頭に立っていたギラソール氏とクリーテ氏は、同社を辞めることを発表。

クリーテ氏のLinkedInによると、両氏はすべて、ブロックチェーンとデジタルアセットの分野で独自のスタートアップを作成する準備ができているとのことで、次のように語っている。

5年以上前に個人的な関心とその後のブロックチェーン対応のデジタル資産についての執筆は、Citiの企業、外部企業、クライアント全体の素晴らしいネットワークにつながりました。この分野で新会社を設立することにより、専門的に新しい挑戦に取り組みます。


続々と起業するCiti元幹部たち

退社報告をした両氏は、デジタル資産の重要性を信じており、このセクターは世界の資本市場と新しいビジネスモデル形成に向けて成長し続けており、市場の成熟を支援することに興奮していると語っている

この両氏を除いたCiti幹部数名は以前、デジタル資産の領域を追求するために同社を辞めており、そのうちのストラクチャード(※1)商品取引の元責任者であるマット・チャン(Matt Zhang)氏は、ブロックチェーン技術、仮想通貨会社、デジタル資産エコシステムに特化した、仮想通貨に焦点を当てたHivemindと呼ばれる投資プラットフォームを設立している。

(※1)ストラクチャード(structure)とは…
直訳すると「仕組み」であり、仕組みを使う金融技術になるがるが、信用リスクをコントロールする技術=クレジット・エンジニアリングの事を言う。

さらに、Citiのベテラン、クリストファー・パーキンス(Christopher Perkins)氏は、ニューヨークを拠点とする仮想投資ファンドであるCoinFundに社長兼マネージングパートナーとして参加するため退職を発表している。

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