BlockFi、プラットフォームの新規登録を一時的に停止へ

BlockFiで新規登録が一時的に停止状態に

BlockFiは3月7日(日曜日)、プラットフォームへの新規登録を一時的に停止したことが分かった。

米国に拠点を構え、仮想通貨を融資サービスを手掛ける仮想通貨レンディングサービスで知られるBlockFi(ブロックファイ)が3月7日(日曜日)から一時的に新規登録を停止していることが分かった。現在チームは問題に取り組んでいるものの、9日(火曜日)時点で新規登録は停止状態のままである。

7日の時点で同サイトには「注:BlockFiへの新規サインアップは一時的に一時停止されています。既存のBlockFiクライアントは、引き続きプラットフォームへのフルアクセスを持ちます。システムをアップグレードするまで、しばらくお待ちいただきますようお願いいたします。」と記載されており、新規登録ができない状況である事が記載されており、同社公式Twitterには7日午前7時のツイートで次のように告知されていた。

3月7日(日曜日)東部標準時午前2時にメンテナンスが予定されており、その間、クライアントはログインできません。デポジットは引き続き受け付けますが、メンテナンスが完了するまでダッシュボードへの表示が遅れる場合があります。あなたの資金は保護されています。

3時間後にはTwitterで、定期メンテナンスが無事に完了し、すべてのサービスが正常に機能しているとツイート。

しかし、Twitterユーザーの「Shubham Kumar」氏がツイートしているように、新規登録はは一時停止されたままで、現時点でもこの件に関して、BlockFi、およびBlockFiの共同創設者フロリ・マルケス(Flori Marquez)氏も沈黙を貫いたままである。

沈黙を貫くBlockFi

BlockFiは今年2月、NEXTMONEYの特集記事「BlockFi、SECにビットコイントラストの登録フォーム提出」で報じているように、SEC(米国証券取引委員会)に対し、ビットコイントラスト登録フォームを提出したばかりだ。

同社の主力商品は、仮想通貨の一種の普通預金口座で、顧客は、ビットコイン(Bitcoin/BTC)、イーサリアム(Ethereum/ETH)の他、いくつかの仮想通貨とドルペッグステーブルコインの預金がメインである。顧客は米ドルの当日ローンの担保として仮想通貨を提示することができるレンディングサービスを展開し、高い関心が寄せられている企業だ。これらのサービスは、仮想通貨を中心にした金融商品の需要に対応し、長年にわたって成長してきた実績がある

同社は昨年4月にアジアに進出し、今年1月にSECに書類を提出して、認定投資家向けのビットコイン信託を開始し、Chainlinkなどの新しい資産をプラットフォームに着実に追加している。

9日(火曜日)12時の時点でも同社公式サイトのトップ画面には、「BlockFiへの新規サインアップは一時的に一時停止されます。既存のBlockFiクライアントは、引き続きプラットフォームへのフルアクセスを持ちます。システムのアップグレードにご協力いただき、誠にありがとうございます。」と記載されたままである。BlockFiのメンテナンスと新規登録の一時停止が果たして何を意味するのか、同社からの説明は現時点でもないままだ。

BlockFi、SECにビットコイントラストの登録フォーム提出

2021.02.01