ジョン・マカフィー、詐欺とマネーロンダリングの罪で起訴される

ジョン・マカフィーが再起訴

米国への引き渡しのため、スペインの刑務所にて待機している米国人プログラマーでMcAfee(マカフィー)の創業者であるジョン・マカフィー(John McAfee)容疑者が3月6日(土曜日)ニューヨーク州南部地区連邦検事によって、商品と証券詐欺を犯す陰謀、証券と宣伝詐欺を犯す陰謀、ワイヤー詐欺の陰謀と実質的なワイヤー詐欺、およびマネーロンダリングの陰謀犯罪で起訴されたことが発表された。

今回マカフィー容疑者が起訴された件にともない、暗号アドバイザリーチームのメンバーの一員であるジミー・ワトソン(Jimmy Watson)容疑者もテキサスで6日夜に逮捕、起訴された事が分かった。

ニューヨーク州南部地区連邦検事によって申し立てられた起訴内容は、マカフィー容疑者の仮想通貨における2つの取り組みを中心に展開している。その1つが、“ポンプアンドダンプ(※1)”スキームで、同容疑者と同容疑者のチームがアルトコインを購入し、ツイッターで宣伝し、価格を2倍に跳ね上げ、利益を得たというものだ。

(※1)ポンプアンドダンプ(Pump and dump)とは、価格をつり上げる目的で虚偽の情報を流し、顧客らに売り抜ける詐欺を指す。

そして2つ目が、同容疑者が報酬を支払ったことを開示せずに宣伝したとされる複数のICO (※Initial coin offering=仮想通貨新規発行による資金調達法)に関するものとのこと。FBIアシスタントディレクターであるウィリアムF.スウィーニージュニア(William F. Sweeney Jr)氏は声明で次のように述べた。

マカフィー容疑者とワトソン容疑者は、ソーシャルメディアを使用して、200万ドル(約2億2,000万円)近くを稼いだポンプアンドダンプスキームを実行しました。さらに、彼らは同じソーシャルメディアプラットフォームを使用して、ICOに代わってこれらの証券を宣伝するために受け取った報酬を投資家に開示することなく、デジタルトークンの販売を促進したとされています。


ジョン・マカフィ―ハ米国政府による誇張と主張

マカフィー容疑者は6日に発表された声明の中で、彼に対する米国政府の主張を「誇張された」と主張しているという。

マカフィー容疑者は投稿された2つのツイートン中で次に用に主張している。

私のチームは、管理、事業計画、および可能性に基づいてすべてのプロモーションを評価しました。誰もアルトコイン市場の暴落を予見できなかったでしょう。SECの主張は誇張されています。私が宣伝したコインに対する私の信念は、私が最も宣伝したコインであるDocademicによって例示されています。私は私に割り当てられたすべてのコインを持っており、コインは一枚も売ったことはありません。私は最後まで会社を信じていました。

マカフィー容疑者は昨年10月、NEXTMONEYの特集記事「ジョン・マカフィー、脱税で逮捕」で報じたように、SECからの起訴されている。

ジョン・マカフィー、脱税で逮捕

2020.10.06

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