CircleのArcが大型資金調達 2億2200万ドル集め機関投資家向け展開を加速

CircleのArcブロックチェーンと機関投資家向け金融インフラをイメージしたアイキャッチ画像

USDC基盤の新レイヤー1に大手金融機関が参加

Circle Internet Groupは、機関投資家向けレイヤー1ブロックチェーン「Arc」に関連するトークンプレセールで2億2,200万ドル(約350億円)を調達し、完全希薄化後評価額は30億ドル(約4,730億円)に達している。

日本語訳:
インターネット最大のパラダイムシフトが今まさに起こっており、当社の第1四半期決算は、こうした変化の中心におけるCircleの役割を明確に示しています…

今回の資金調達ラウンドは、Andreessen Horowitz(a16z crypto)が7,500万ドル(約118億円)を投資して主導した。さらに、BlackRock(ブラックロック)、Apollo Funds(アポロ・ファンズ)、ICE(Intercontinental Exchange:インターコンチネンタル取引所)、SBI Group(SBIグループ)、ARK Invest(アーク・インベスト)、Standard Chartered Ventures(スタンダードチャータード・ベンチャーズ)など、複数の大手機関投資家が参加している。

Arcは、Circleが開発を進めるEVM互換のレイヤー1ブロックチェーンで、機関投資家向けインフラとして設計された。ネイティブガスとしてUSDC(USDコイン:USDCoin)を採用し、ドル建てで予測可能な手数料体系に加え、1秒未満のファイナリティやオプトイン型プライバシー機能を提供する。

Circleが描く経済OS構想

CircleはArcについて、トークン化資産やAI(人工知能)主導の経済活動を支える「経済OS」として位置付けている。

Circleのジェレミー・アレール(Jeremy Allaire)CEO(最高経営責任者)はCNBCのインタビューで、「われわれはオペレーティングシステム事業に参入する」と述べ、トークンと分散型ネットワークを活用した事業展開を進める方針を示した。また、同氏はAIネイティブな経済活動や、よりプログラム可能なインターネット金融システム向けのインフラ構築を進める考えも明らかにしている。

Arcの初期トークン供給量は100億枚で、このうち25%をCircleが保有する。約60%は開発者やユーザー、貢献者向けに割り当てられ、残る15%は将来的なエコシステム成長のための準備金として確保される。

USDC成長を背景に独自インフラ構築へ

Circleが公表した2026年第1四半期決算によると、USDCの流通量は前年同期比28%増の770億ドル(約12兆円)に拡大した。オンチェーン取引量も263%増加し、21兆5,000億ドル(約3,390兆円)に達している。

総収益と準備金収入は20%増の6億9,400万ドル(約1,094億円)、調整後EBITDAは24%増の1億5,100万ドル(約238億円)となった。一方で、IPO関連費用や株式報酬の増加を背景に、継続事業からの純利益は15%減の5,500万ドル(約86.7億円)となっている。

Circleはこれまで、USDCの決済や流通基盤をEthereumやSolanaなど外部ブロックチェーンに依存してきた。Arcの展開により、自社主導のブロックチェーンインフラ構築を進め、機関投資家向け仮想通貨金融基盤の強化を図る狙いがある。

 

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2022年1月から仮想通貨を触り始め、みるみるうちにNFTにのめり込んでいった。 現在はWeb3とECの二刀流で生計を立てている 得意なのは喋る事、好きな食べ物はカレー、好きなゲームは格闘ゲーム