AWS障害が主要サービスへ波及
AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)のデータセンターで発生した過熱問題により、Coinbase(コインベース)やFanDuel(ファンデュエル)など複数のオンラインサービスに障害が発生した。
We are aware that customers may be experiencing degraded performance at this time due to an AWS outage.
Our team is investigating this issue and will provide an update. Your funds are safe.
— Coinbase Support (@CoinbaseSupport) May 8, 2026
AWSの障害により、現在お客様のパフォーマンスが低下している可能性があることを認識しております。弊社チームにてこの問題を調査しており、進捗(しんちょく)状況については追ってご報告いたします。お客様の資金は安全に保護されています。
影響を受けた一部ユーザーは、仮想通貨取引やプラットフォーム利用ができない状態となった。今回の障害は、バージニア州北部にあるUS-EAST-1リージョン内のアベイラビリティゾーン「use1-az4」で発生した。同社によると、熱による停電が原因でEC2インスタンス障害やEBSボリュームの性能低下が相次いだという。
復旧作業の一環として、影響を受けたゾーンから別ゾーンへトラフィックが切り替えられた。現在も冷却システム容量の増強やハードウェア復旧作業が続けられており、「完全復旧にはまだ数時間かかる見込み」と説明している。
この影響を受け、Coinbaseではウェブおよびモバイル環境で取引できない状態が発生した。同社は、AWS障害によってサービスパフォーマンスが低下していると認めつつ、顧客資産は安全であると説明した。
また、取引再開前には市場を一時的に「キャンセル専用」モードへ切り替える方針も明らかにした。このモードでは既存注文のキャンセルのみ可能となり、新規注文は制限される。
その後、Coinbaseは主要な問題は解決し、取引機能を再開したと発表している。
クラウド依存リスクが改めて浮上
スポーツベッティングアプリのFanDuelでも、プラットフォームへアクセスできない状態が発生した。一部ユーザーからは、賞金を引き出せなかったとの声も上がっている。
今回の障害を受け、クラウドインフラへの依存リスクにも改めて注目が集まった。仮想通貨取引所やオンラインサービスの多くはAWS基盤上で運用されており、単一のデータセンター障害が広範囲へ影響を及ぼす可能性が浮き彫りとなった。
AWSは現在、クラウドインフラ市場のおよそ3分の1を占め、数百万規模の企業へサービスを提供している。























