AWS障害がCoinbase直撃 データセンター過熱で取引停止も発生

AWSのデータセンター障害によるCoinbaseなどへの影響を表現したイメージ画像

AWS障害が主要サービスへ波及

AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)のデータセンターで発生した過熱問題により、Coinbase(コインベース)やFanDuel(ファンデュエル)など複数のオンラインサービスに障害が発生した。

日本語訳:
AWSの障害により、現在お客様のパフォーマンスが低下している可能性があることを認識しております。弊社チームにてこの問題を調査しており、進捗(しんちょく)状況については追ってご報告いたします。お客様の資金は安全に保護されています。

影響を受けた一部ユーザーは、仮想通貨取引やプラットフォーム利用ができない状態となった。今回の障害は、バージニア州北部にあるUS-EAST-1リージョン内のアベイラビリティゾーン「use1-az4」で発生した。同社によると、熱による停電が原因でEC2インスタンス障害やEBSボリュームの性能低下が相次いだという。

復旧作業の一環として、影響を受けたゾーンから別ゾーンへトラフィックが切り替えられた。現在も冷却システム容量の増強やハードウェア復旧作業が続けられており、「完全復旧にはまだ数時間かかる見込み」と説明している。

この影響を受け、Coinbaseではウェブおよびモバイル環境で取引できない状態が発生した。同社は、AWS障害によってサービスパフォーマンスが低下していると認めつつ、顧客資産は安全であると説明した。

また、取引再開前には市場を一時的に「キャンセル専用」モードへ切り替える方針も明らかにした。このモードでは既存注文のキャンセルのみ可能となり、新規注文は制限される。

その後、Coinbaseは主要な問題は解決し、取引機能を再開したと発表している。

クラウド依存リスクが改めて浮上

スポーツベッティングアプリのFanDuelでも、プラットフォームへアクセスできない状態が発生した。一部ユーザーからは、賞金を引き出せなかったとの声も上がっている。

今回の障害を受け、クラウドインフラへの依存リスクにも改めて注目が集まった。仮想通貨取引所やオンラインサービスの多くはAWS基盤上で運用されており、単一のデータセンター障害が広範囲へ影響を及ぼす可能性が浮き彫りとなった。

AWSは現在、クラウドインフラ市場のおよそ3分の1を占め、数百万規模の企業へサービスを提供している。

 

ABOUTこの記事をかいた人

2022年1月から仮想通貨を触り始め、みるみるうちにNFTにのめり込んでいった。 現在はWeb3とECの二刀流で生計を立てている 得意なのは喋る事、好きな食べ物はカレー、好きなゲームは格闘ゲーム