Ethena Labs、Ethenaドメインレジストラハッキング後にウェブサイトを停止

Ethena Labs、Ethenaがハッキング被害後にウェブサイトを停止

2024年9月18日(水曜日)、悪意のある人物が分散型金融サービスプロバイダーEthena Labsのウェブサイトに侵入し、合成ドル発行者Ethenaを攻撃した事がわかった。

日本語訳:
Ethenaドメインレジストラアカウントが最近侵害されたため、追って通知があるまでサイトを非アクティブ化する措置を講じました。
プロトコルは影響を受けず、資金は安全です。
Ethenaフロントエンドを主張するサイトやアプリケーションにはアクセスしないでください。

Ethena公式サイトは2024年9月18日(水曜日)、フロントエンドのエクスプロイトと思われる攻撃を受け、Ethenaを攻撃。調査チームによると、影響を受けたのはフロントエンドUIのみで、資金は危険にさらされておらず、流出もしていないと説明。Ethenaを名乗るサイトやアプリケーションを利用しないようユーザーに警告し、安全性が回復するまで取引を避けるようアドバイス。Ethena Labsは、ドメインの侵害によりフロントエンド攻撃リスクに直面していることから、ドメインレジストラのアカウントにセキュリティ侵害の後、ウェブサイトの活動を停止させた。

EthenaはDeFi最大の合成ドルオペレーターの1つで、担保付きのドル連動トークンの供給量は26億ドル(約3693.4億円)に上り、そのほとんどはイーサリアム(Ethereum)で発行されている。

ハッカーはEthenaとDeFiを標的に

現在イーサリアムハッカーは、EthenaとDeFi(分散型金融)を標的にしており、Ethenaと他のいくつかのDeFiプロトコルは、さまざまなレイヤーで侵害の対象となっている。

悪意のある人物は、Web3スタートアップが採用しているWeb2サービスをますます標的にしており、Ethenaのドメインレジストラと同様、犯罪者は7月にCeler NetworkとCompound Financeが所有するウェブサイトも攻撃している。最も一般的な攻撃は、乗っ取られたXアカウントを介してフィッシングキャンペーンを開始することが多く、9月初めにハッカーは、L1(レイヤー1)ブロックチェーンのNEAR Protocolやトランプ一家のメンバーが管理するソーシャルメディアアカウントにアクセスしている。しかし、今後数カ月で新しいプレーヤーがプロトコルの市場シェアに挑戦する可能性があり、仮想通貨マーケットメーカーのDWF Labsは、合成ドルの提供に関する作業は設計段階より前に進んでいると述べている。

今回のインシデントは、フィッシングの試みと仮想通貨市場全体で同様の攻撃がより広く上昇していることを示している。他のいくつかのプロジェクトでは、DNS(ドメイン名サービス)プロバイダーが侵害され、ユーザーがフィッシングサイトにリダイレクトされる被害が発生するなど、これらの攻撃は、多くの場合、DeFiユーザーを標的にし、ウォレット情報、シードフレーズ、または個人情報を盗むことを目指していことから、十分な警戒が必要だ。

ABOUTこの記事をかいた人

NEXT MONEY運営です。 「話題性・独自性・健全性」をモットーに情報発信しています。 読者の皆様が本当に望んでいる情報を 日々リサーチし「痒いところに手が届く」 そんなメディアを目指しています。