仮想通貨イーサリアムのプラットフォームを開発・サポートを行っている「 Ethereum Foundation(イーサリアムファウンデーション)」の担当Hudson Jameson(ハドソンジェイムソン)氏は、ライブストリーミング会議にて、10月に予定されているイーサリアムのシステム全体アップグレードについて、複数の問題を解決することを目指していくと報告した。
先日、イーサリアムアップグレードのいくつかの改善案について論争が巻き起こっていたが、まず大きな問題として挙げられたものが、今後ブロックチェーンに影響があるとされる「difficulty bomb(ディフィカルティボム)」や「ether issuance」「ASIC resistance」である。
イーサリアムソフトウェアプロバイダーコミュニケーション担当者である「Parity Technologies(パリティ・テクノロジーズ)」は以下のように述べた。
「ディフィカルティボムの問題を遅らせ、ブロック報酬を減らし、ハッシュアルゴリズムの変更を導入するという強いコミュニティがあるが、ここから進めるのは難しい。」
difficulty bombとは、イーサリアムのアルゴリズムであり特定のブロックからネットワークのハッシュレート(マイニング速度)が増加しない場合ディフィカルティ(マイニングの難易度)が調整されブロック生成時間が次第に遅くなるものであり、この点について大きな注目が集まっている。