スイスの金融市場規制当局FINMAが初の仮想通貨ファンドを承認

FINMAが初の仮想通貨ファンドを承認

FINMA(Swiss Financial Market Supervisory Authority=スイス金融市場監督局)が、Crypto Market Index Fundと呼ばれるファンドを、適切なライセンスを取得して国内で運用される初の仮想通貨指向の投資ビークルとして承認した事を発表した。

9月29日(水曜日)以前のロイターの報道によると、仮想通貨市場インデックスファンドは資格のある投資家のみが利用できると言及されている。FINMAは、「その他のファンドまたはオルタナティブ投資」のカテゴリーに分類されると述べており、このカテゴリーに分類される場合、通常より高いリスクに関連している物が分類される。これらの潜在的なリスクに関して、FINMAは、特定の要件を検討した後に承認が得られたと説明しており、それらには、十分に取引量の多い特定資産ファンドへの追加が含まれており、FINMAは声明の中で次のように述べている。

深刻なイノベーションを促進するために、FINMAは一貫してテクノロジーに中立な方法で金融市場法の既存の規定を適用します。

また、仮想通貨への投資は、FATF(マネーロンダリングに関する金融活動作業部会)の加盟国に拠点を置き、対応するAML(マネーロンダリング防止)規制の対象内で確立されたカウンターパーティ(Counterparty/XCP)とプラットフォームのみが投資処理できると付け加えている。

ヨーロッパの国は、仮想通貨採用の面で世界のリーダーになりつつあり、
NEXTMONEYの特集記事「ヨーロッパCNWE地域が10億ドル超の世界取最大仮想通貨取引き地域」でも報じたように、世界の中でもヨーロッパのCNWE地域が10億ドル(約1,118億円)を超える取引量を誇っている。その地域の規制当局は、過去数年間にいくつかの同様のデジタル資産指向の製品をすでに承認していることでも知られている。

また、これらとは別に、21SharesCoinSharesなどの企業は、SIX取引所(スイス証券取引所)で複数の上場取引型商品を発売している。同地域のスイス・ツーク州は2021年2月、「スイスのツーク州、納税のためにBTCとETHの受け入れ開始」で報じているように、現地の人々が納税の際にビットコイン(Bitcoin/BTC)とイーサリアム(Ethereum/ETH)で支払うことを可能にしている。

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