700万ドル相当のステーブルコイン「OriginDollar」がハッキング被害に
9月下旬、OriginProtocolによってローンチされた利回り付きのステーブルコイン「OriginDollar(OUSD)」が、約700万ドルの規模でハッキング被害に遭ったことが判明した。
OriginProtocolの創設者であるMatthewLiu氏は17日、ステーブルコインがハッキングされたことを発表し、DAIやETHを含む700万ドルのハッキング資金のうち、100万ドルが同プロトコルOriginの創設者、従業員、会社自体に預けられていた資金であることを報告した。
OriginProtocol側は現在、どのようにしてハッキングが実行されたのかを把握できてない状況だが、今回のハッキングは「フラッシュローン」が攻撃の根源と思われると指摘しており、取引には約0.54ETHのコストがかかっていることを報告している。
攻撃を受けたOriginProtocolは、OUSDプールへの預金を停止しており、トレーダーはトークンを購入しないように注意を促している。OriginProtocolの創設者であるMatthewLiu氏は、一連のハッキングについて次のように述べている。
私たちは消えていません。また、このハッキングはラブプルや内部詐欺ではありません。この挫折にもかかわらず、P2Pの商取引というOriginの使命に基づいて、OUSDを安全で、安全で、成功する製品にすることが私たちの意図です。本日の出来事をお詫び申し上げますとともに、この負担を改善していきます。
仮想通貨ベンチャー企業Hex Capital’sのNickChong氏によると、ハッカーは現在、ビットコインのトークン化プロトコルであるRenBTCを使って、盗まれた資金を洗浄しているという。Chong氏はまた、Originへの侵入は、過去3週間でHarvest、Akropolis、Value、CheeseBankを標的とした攻撃に続き、5件目の大規模なフラッシュローン攻撃であると指摘している。
今回の件も含め、過去5件ものDeFiを襲った大規模なフラッシュローン攻撃だが、今後も続く可能性は大いに考えられるため、DeFiを利用するユーザー達は十分に注意が必要だ。