仮想通貨取引所Huobi、ビットフライヤーとBithumb買収を検討か
中華系大手仮想通貨取引所Huobiが、日本最大の取引量を誇る仮想通貨取引所bitFlyer(ビットフライヤー)と韓国最大手の仮想通貨取引所Bithumb(ビッサム)の買収を検討していることが、各中華系メディアの報道で明らかにあった。
現時点で公式発表はないものの各メディアの報道によると、両取引所の買収を検討しているHuobiだが、中国政府は両方の買収に関する取引を一時的に停止しているようであり、現時点での進捗はここで止まっている状況だ。
日本最大手の仮想通貨取引所ビットフライヤーは、250万人のユーザーを誇っており、CoinMarketCapの取引所ランキングでは19位に位置。また先日の発表では、2020年8月時点の預かり資産が1,618億円を超え、これは過去2年間で最高水準であることが分かっている。韓国最大の仮想通貨取引所Bithumbも同様に取引所ランキングで12位に位置している。
また執筆時点のビットフライヤーとBithumbの取引量は、161,684,515ドルと334,010,756ドルと、世界でも有数の仮想通貨取引所として知られている。
中華系の仮想通貨取引所として知られるHuobiについては、スタッフの大半も中国人が業務に務めており、米国におけるサービス撤退によって現時点のプラットフォーム収益の大半は、中国からによるものであるという。日本については、HuobiJapanという名称で仮想通貨交換業者を提供しているが、取引できる通貨数は圧倒的に少ないのが現状である。
以前からBithumbはプラットフォーム売却を検討
韓国最大手とされるBithumbは今年9月、4億3千万ドルから6億ドルの範囲のオファーで売りに出した事が報じられている。韓国の報道機関によると、最高額の入札者へ譲渡するルールで売りに出されているようだ。
Bithumbは、477万人のユーザー数を抱え、韓国国内における取引量の50%を占めているというが、報道では、ビッサム・ホールディングス(Bithumb Holdings)が、ビッサム・コリア(Bithumb Korea)の74%の株式売却を検討しており、報道時点で既に、複数のバイヤーなどが4億3千万ドルから6億4千万ドルで購入を目的とした書簡をビッサムへ送付している。
記事参照:UToday