ビッサム(Bithumb)が売却へ
韓国最大仮想通貨取引所ビッサム(Bithumb)が、4億3千万ドルから6億ドルの範囲のオファーで売りに出した事が分かった。
韓国の報道機関のヘラルドによると、韓国で最大の仮想通貨取引所であるビッサムは、高額の入札者に売りに出されているという。また韓国最大の仮想通貨取引所であるビッサムは、最高額の入札者へ譲渡するルールで売りに出されているようだ。
ユーザー数477万人の韓国内取引量の50%以上を担当するビッサムは、国の仮想通貨取引の主要な推進力と考えられている。ニュースレポートによると、ビッサム・ホールディングス(Bithumb Holdings)は現在、ビッサム・コリア(Bithumb Korea)の74%の株式を売却しようとしているとのことだ。数カ所のバイヤーは、すでに4億3千万ドルから6億4千万ドルで購入を目的とした書簡をビッサムへ送付しているという。ただし、現時点で利害関係は不明とのこと。
ソウル市警は現在、交換所のイ・ジョンフン委員長を調査しており、投資家の故意による損失が約2,500万ドル(約26億円)にのぼり、資産責任が回避されている。警察は今月2回、取引所を強制家宅捜査に着手していることから、ビッサム販売は容易ではないとみられている。
会計、管理、ディールアドバイザリーサービスの分野で包括的なサービスを提供する企業であるKPMGの韓国支社であるSamjong KPMGが販売を担当し、韓国内の法律を遵守しなければならない。
なお、購入者は、2021年3月から始まる特別支払法の改正案の実施にも責任を負わなければならないとのこと。改正法案については、報告および運用プロセスの基本的な要件を定め、デジタル資産サービスプロバイダーのライセンスを規制し、FATF(マネーロンダリングに関する金融活動作業部会)勧告へのコンプライアンスを保証するとのことだ。
地元の報道機関によると、韓国の投資銀行業界は、ビッサム・ホールディングスの売却を、投資家が法的および経営上の紛争から解放されると同時に投資を回復し、無傷で市場から撤退するための取り組みであると認識していると報じている。
ビッサム・コリア・グローバルコンソーシアムは2018年に購入される予定であったが、投資家が全額を支払えなかったことから契約が破棄されている。なお、当時の売却合意価格は3億4500万ドル(約362億円)だったと報じられている。