ビットフライヤーの8月預かり資産が1,618億円を超え、過去2年間で国内トップに

ビットフライヤーの8月預かり資産が1,618億円を超え、過去2年間で国内トップに

国内の大手仮想通貨取引所bitFlyer(ビットフライヤー)は、同社2020年8月時点の預かり資産が1,618億円を超え、過去2年間で最高水準であることを発表した。今回の発表によると、仮想通貨取引所全体では2019年度決算資料において、同社の預かり資産は国内トップだという。

bitFlyer公式発表より画像引用

預かり資産の増加については、ビットコイン価格の上昇に比例して増加し、2019年12月から2020年現在にかけてリップル(ripple/XRP)をはじめ、ベーシックアテンショントークン(BasicAttentionToken/BAT)、ステラルーメンステラ(Stellar/XLM)、ネム(NEM)など複数の仮想通貨の取り扱いが要因になっているという。

今回の発表に伴い、ビットフライヤーは次のようにコメントしている。

当社はビットコイン取引量において、2016年から4年連続で国内No.1を維持しておりますが、預かり資産においても国内 No.1 の暗号資産取引所です。これは当社に対する信頼の賜物と考えております。今後もより多くのお客様に暗号資産の魅力に触れていただき、安心・安全の暗号資産取引をご提供できるよう、さらなるサービスの充実に努めてまいります。

ビットフライヤーがインターネット調査を実施したところ、2020年上半期に同取引所に新規口座を開設した人のほとんどが20代であったことが明らかになった。また世界危機となったCOVID-19の大流行によって、世界的な金融緩和が進み、ビットコインに対する見方が大きく変化し、仮想通貨が投資対象からインフレ対策のヘッジ資産クラスへと変化したと説明している。

最近では、株式会社ビットフライヤーの子会社であるbitFlyer EUROPE S.A.(bitFlyer Europe)との間でクロスボーダー取引を開始することを発表。これにより仮想通貨取引所bitFlyer Europeを使用するユーザーは、既存アカウントをそのまま使用しながら、BTC/JPYペア取引が可能になり、さらなるユーザーの獲得を目指している。