SBI証券、11月にデジタル社債を発行

SBI証券、11月にデジタル社債を発行

国内大手インターネット証券のSBI証券は、11月にデジタル社債を発行することが分かった。日経新聞の報道によると、11月に予定されるデジタル社債はSBI証券が発行主体となり、主に個人投資家に向けて販売されるようだ。

また発行については、ビットコインなど仮想通貨の基盤技術となっているブロックチェーン(分散型台帳)を活用し、社債を保有する個人投資家は自社で管理する。また今後は、デジタル証券を活かした資金調達等を事業として展開することを計画しているようだ。

デジタル社債の発行には、社債の小口化や仲介コストの削減、従来より簡潔な社債発行などいくつなのメリットがあり、デジタル化している現代社会にとってあるべき形に変化している。またブロックチェーン技術を活用することによって、取引履歴や社債保有者を管理が簡易化し、利払い、償還に関する人的業務の削減に繋がる。

もちろんデジタル社債の発行については、SBI証券が初の事例ではない。既に野村証券と野村総合研究所(NRI)は、ブロックチェーン基盤のデジタル社債を発行している。既に3000万円のデジタル社債が発行されており、投資家への販売や企業の資金調達が目的とされ、投資家がデジタル社債に付随するポイントをショッピング等に利用することができる仕組みとなっている。

発行体勢については、野村グループ系のブロックチェーン関連会社ブーストリーのシステムを活用して発行され、発行総額や最低投資単位などは計画段階にあるようだ。

また前述したデジタル社債の国内発行については、野村グループ、みずほフィナンシャルグループが発行済みであるが、これらは一部の投資家に限られていたため、幅広い投資家を対象にしているデジタル社債の発行はSBI証券が国内で初の試みになるという。

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