ツイッターCEO運営のSquare、約53億円をビットコインへ投資

ツイッターCEO運営のSquare、約53億円をビットコインへ投資

米国の大手決済会社Square(スクエア)は、ビットコイン(bitcoin/BTC)に5000万ドル(約53億円)を投資したことが分かった。Squareは、ツイッター社のCEOであるJack Dorsey(ジャック・ドージー)氏が保有する企業で、今回の投資金額は同社資産の1%を用いておよそ4,709ビットコインを購入したという。

Squareの最高財務責任者であるAmritaAhuja氏は、今回のビットコインへの投資について、次のように述べている。

ビットコインは将来、よりユビキタスな通貨になる可能性があると信じています。ビットコインの採用が進むにつれて、私たちは投資を続けていくつもりです。この投資は包括的な未来に基づいて製品を構築している企業にとって重要な一歩です。

また、Dorsey氏は今回のビットコインへの投資についてホワイトペーパーを公開しており、米ドルへの主な焦点からバランスシートを多様化するのに適切な時期であると考えていると述べ、「私たちはビットコインを世界経済のエンパワーメントの手段と見なしています。これは、世界中の人々が世界の金融システムに参加し、自分たちの経済的未来を確保する方法です。そのため、この投資は、私たちの使命を推進する上で重要なステップです」と付け加えた。

ツイッターCEOは、先週に1万ドルのビットコイン(BTC)を購入している

2019.03.07

というのも、Squareは2019年3月にビットコインネットワークの開発をサポートするために設立されてから、長らく仮想通貨への投資を続けている。

ホワイトペーパーでは、Squareのビットコイン購入方法について、同社提供のCashAppを介してすでに連携している流動性プロバイダーを使用して購入したことなども記載されている。また、Squareはビットコインの価格への直接的な影響を減らすために、24時間にわたって買い注文を実行したとのことだ。

Squareが購入したビットコインについてはSubzeroオープンソーステクノロジーを使用して、コールドストレージに保存されているとのことで、盗難に対しても保険がかけられている。

最近、ビットコインを追加購入するファンドは増えており、ビジネスインテリジェンス企業MicroStrategyは、およそ16,796BTC(約1.75億ドル)の買い増しを行なったことが明らかになっている。これらの背景には、米ドルのインフレリスクを懸念する声が多く上がっており、資産の避難先としてビットコインが選ばれているという側面もあるようだ。