仮想通貨採用の米ペイパル、大手カストディ企業の買収を検討=Bloomberg
大手決済会社PayPal(ペイパル)は、仮想通貨カストディ企業の買収を検討している。
Bloombergが10月23日に発表したレポートによると、PayPalは現在、仮想通貨カストディに特化したBitGo Inc.と交渉中であるという。またBloombergのレポートによると、今回の情報は匿名の情報筋によって判明したもので、両者が数週間以内に合意に達する可能性があると主張しているようだ。
BitGoは2013年に設立されたマルチシグネチャーのカストディアンである。同年にマルチシグニチャのウォレット開発を提供し、2018年に初の有資格カストディアンとしてBitGo Trust Companyを設立。ゴールドマン・サックスとギャラクシー・デジタルが主導するラウンドで1500万ドルを調達している。現在は、全世界のビットコイン取引の20%を処理し、250種類を超える通貨に対応している。
しかし今回の交渉は、確実とは断言できないようであり、レポートでは「交渉はまだバラバラになる可能性があり、PayPalは他のターゲットを購入することを選択することができます」と説明されている。噂の段階である買収交渉は、PayPalがビットコインの仮想通貨採用に続いている。
PayPalは先日、ユーザーがビットコインを含む仮想通貨を直接売買できる機能を2021年上旬にも追加する予定であることを発表した。ユーザーはPayPalのデジタルウォレットを通じて仮想通貨を保有し、BTC、ETH、BCH、LTCの売買が可能になる予定だ。
しかし、買収には大きな懸念点も存在する。Thorchain(RUNE)の公式アカウントによると、プロトコルにロックされたビットコイン(BTC)のほとんどがBitGoに保管されていることを考えると、Wrapped Bitcoin(WBTC)の分散化に影響を与える可能性があるとツイートしている。
There goes wBTC.
The majority of wrapped Bitcoin is custodied by BitGo.
PayPal is not a good actor in this space. Position accordingly. https://t.co/bETSfDr88J
— THORChain ⚡️(ᚱ) (@thorchain_org) October 22, 2020
またCoinDeskがBitGoのCEOであるMike Belshe氏に対して、Bloombergのレポートに対するコメントを求めたところ、それを拒否。またPayPalの電子メールへコメントを求めたが、すぐには回答がなかったという。