メタマスク(MetaMask)がユーザーデーターを取得か
ConsenSysは23日、同社のツール『Infrura』の利用者からデータを収集するというポリシーを追加したことがわかった。
https://twitter.com/MetaMask/status/1595844348888883200?s=20&t=qQ_VgtGWUSXABuADlhkb7w
今回のプライバシーポリシーの更新で、メタマスクの基本設定上のRPC(リモートプロシージャコール)プロバイダとして「Infura」を使用すると、トランザクションが起きる度に「IPアドレス」・「イーサリアムウォレットアドレス」を収集することとなった。
※ユーザーデータの取得はデフォルトでinfuraを使用する場合に限られるようだ。また、独自のイーサリアムノードやサードパーティのRPCプロバイダを使用している場合は、データの収集は行われない。
Infuraの代わりに利用できるPRCとして、Alchemy、QuickNode、Moralis、Tatumなどがある。これらの代替ツールもデータ収集ポリシーがあり、今回のように将来的に変更される可能性もある。
ConsenSysは今回のポリシー更新を下記のように述べている。
より踏み込んだデータ収集やデータ処理につながるものではなく、また、規制の変更や問い合わせに対応するために行われたものでもありません。
これはInfura固有のものではなく、一般的なWebアーキテクチャの仕組みと一致しています。
ユーザーデータの収集はConcenSysだけではない
分散型取引所Uniswapも、ユーザーのデバイスタイプやブラウザなどのオフチェーンデータを一部収集するようになった。
これは、ユーザーのエクスペリエンスの向上が目的となっており、「氏名、住所、生年月日、メールアドレス、Ipアドレス」などは含まれていないとのことだ。