Cardano(ADA)のDeFiプロジェクトである「Ardana」が資金やスケジュール面での懸念を理由に開発を中止
昨日、Cardano(ADA)ブロックチェーン上に構築された分散型金融プロジェクトの『Ardana(DANA)』は資金調達とプロジェクトのスケジュールに関する最近の動向を理由に開発を停止したことを発表しました。
Hello Ardana community,
Unfortunately due to recent developments with regards to funding and project timeline uncertainty, the Ardana project has had to come to a halt. Our code will remain open source for builders to continue our work going forward as they wish.
— Ardana – DeFi Hub of Cardano (@ArdanaProject) November 24, 2022
昨年、Ardanaプロジェクトは、暗号ヘッジファンドだった、Three Arrows CapitalやCardanoのcFund、Ascensive Assetsなどが主導した資金調達ラウンドを通じて1000万ドル(14億円相当)を調達し、開発開始から1年が経過したところだった。Ardanaプロジェクトは、ステーブルコインの鋳造や外国為替サービスに取り組んでおり、Cardano(ADA)ブロックチェーン上でMakerDAOとCurve Finance になることを目指していたプロジェクトだ。
ArdanaのTwitterアカウントの発表によると、「Cardanoの開発は、ツール、インフラ、セキュリティに多くの資金が投入されているため、困難な状況です。これに加え、開発完了が不透明であることから、dUSDの開発を中止することが最善策であると判断されました」と述べています。
Ardanaが発行するDANAトークンは、昨年11月時点の最高値では1,000円を更新していましたが、執筆時点の価格は1.2円まで下落しており、今回の発表によって過去24時間で82.54%の下落が起こった。
本ツイートはプロジェクトからArdanaコミュニティに宛てたもので、コミュニティからは資金調達で調達した1,000万ドルはどのように使用されたのか?など透明性を求める声が上がっている。