SlowMist創設者がウォレット署名のセキュリティについて話す
ウォレット署名のセキュリティの識別について、SlowMist（スローミスト）創設者のユウ・シアン（Yu Xian）氏は、ファイアウォールなどの補助的なセキュリティ対策の重要性を強調し、セキュリティテクノロジに関する継続的な教育を提唱していることが分かった。
同氏は、資産保護の複雑さを乗り切るために必要な知識と実践的なスキルを習得するようユーザーに推奨。ウォレット署名のセキュリティに関するガイダンスを求める広範な需要に応え、ソーシャルメディアでMr.Cos（ミスターコス）とも呼ばれている同氏は、ユーザーが保護を追求するのを支援する多くのツールとリソースを提供している。
シアン氏は、署名のセキュリティに関して、Xに関連するアーカイブされた議論を熟読。GitHubにある同氏の「DarkHandBook」を徹底的に読み込むことで、人々に徹底した調査を行うよう動機づけている。多くの人が直面する実際的な制約や学習曲線にもかかわらず、Pocket Universe、Wallet Guard、Scam Sniffer などのブラウザーウォレットセキュリティ拡張機能を活用するようアドバイスしている。
複数の防御層を通じてセキュリティを強化
セキュリティ研究者は、Rabby Walletの包括的なセキュリティ機能と、特にモバイルユーザー向けに設計されたユーザーフレンドリーなインターフェースを称賛。
重要なポイントは、シアン氏がRabby拡張機能をウェブブラウザーに組み込むことの有効性をかなり重視しており、Keystone、OneKey、imKey などのハードウェアウォレットの信頼性を強調している点だ。同氏は、補足的なセキュリティ対策を統合する重要性を強調し、ユーザーのウォレットの機密性を強化する手段としてファイアウォールの導入を提案。TokenPocket+KeyPalやMetaMask+Keystoneなどの組み合わせを提案しているが、複数の防御層を通じてセキュリティを強化するという基本的な概念は変わっていない。
高度なセキュリティツールが利用しやすくなったにもかかわらず、同氏は、セキュリティ テクノロジの分野で自己強化を獲得することが最も重要と主張している。継続的な教育と一致して、潜在的な危険を防ぐには、自動化されたソリューションよりも効果的な肉眼分析が不可欠であると主張しており、仮想通貨を扱う際の金銭的利益を自己中心的に重視するよりも安全教育の重要性を強調している。
シアン氏のフィッシング詐欺に対する警告
2024年1月下旬、SlowMistはサイト分析をした結果、X上でのフィッシング詐欺計画の顕著性について警告している。
同社によって問題のあるパターンが特定され、評判の高い仮想通貨プロジェクトの投稿にある発言の80%以上がフィッシング詐欺に関連していることを発見。サイバーセキュリティ会社によると、詐欺師は詐欺目的でXアカウントを積極的に取得しているとの結果も。同団体によると、これらのアカウントはテレグラムなどのプラットフォームで頻繁に取引されており、こうした取引には盛んな市場が存在するとのことだ。
