分散型ステーブルコインDAIの総供給額が100億ドルを超える

分散型ステーブルコインDAI総供給額が100億ドルを超え

Makerburnによると、分散型ステーブルコインであるメーカーダオ(MakerDAO)のDAIの総供給量が、2月8日(火曜日)、100億ドル(約1兆1,534億円)に達し、ステーブルコイン担保からの供給は約62%に上った事がわかった。

Makerburnより画像引用

過去数年にわたって、DAIは分散型取引で最も好ましいステーブルコインの1つとして奮闘してきた。テザー(Tether/USDT)が流通しているステーブルコインの大部分を管理し、ドルベースの仮想通貨取引で快適にステーブルコインになっているにもかかわらず、MakerDAOのネイティブステーブルコインは何倍にも成長している。

DAIは、2021年の終わりに向けて転送量の増加を果たしたものの、Coin Metricsによる最新レポートによると、この傾向は、その後すぐに打撃を受け、変化している。実際、ステーブルコインの総供給量の多くは、これらのネットワーク間の「ブリッジ」の助けを借り、他のサイドチェーンまたはレイヤー2エコシステムに移動されている。

また、DAIは、担保または流動性のソースとして分散型トークンを使用するいくつかのイーサリアム(Ethereum)ベースのDeFi(分散型金融)プロトコル全体で重要な実行可能性を発見している。そのユースケースは、仮想通貨市場でボラティリティが上昇するにつれて強化されている。

DAIに包まれるアルゼンチン国民

高インフレ資本規制によるアルゼンチンの永続的な経済危機は、政治的混乱と相まり、米ドルを最も求められている外貨に変えたものの、DAIは同国内投資家の想像力をなんとか捉えることができえいる。

ビットコイン(Bitcoin/BTC)はアルゼンチンのお気に入り仮想通貨であり続けているが、DAIはそれほど大きな開きはない。MakerFoundationのマリアーノ・ディ・ピエトラントニオ(MarianoDi Pietrantonio)氏は以前、ステーブルコインがアルゼンチンで「人気の価値のあるストア」のステータスに達したと主張し、次のように語っている。

DAIは、食料品などの日常の購入にはまだあまり使用されていません。これは、通常、商人がそれを受け入れないためです。しかし、人々は貯金をDAIで保管し、必要に応じてDAIを現地通貨に戻しています。人々はさまざまな方法で取引しています。つまり、直接、銀行振込などを使用しています。

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