EnjinがJumpNet L2ソリューションを立ち上げる予定
主要NFTエコシステム開発者のEnjinが、NFT(非代替可能トークン)に無限スケーリングのためのJumpNet L2ソリューションを間もなく立ち上げ、複数のブロックチェーンからNFTをブリッジするためにEfinityブロックチェーンに取り組み続けると発表した。
1/ Over the last year, we've seen vibrant NFT ecosystems pop up across networks.
As #NFTs continue to gain attention, traction, and users, the next step in the evolution of the Enjin ecosystem has become clear:
⛓️ multi-chain interoperability ⛓️https://t.co/MvktQr9c3Q pic.twitter.com/7HnmCHCVyf
— Enjin (@enjin) March 3, 2021
イーサリアムネットワークは現在、高額な料金と長い確認時間の影響を受けており、その結果、NFTの成長が鈍化したと言われている。
これらを受け、Enjinは2021年4月6日からJumpNet L2ソリューションを開始すると決定。同ソリューションが開始すると、ガスを使用せずにNFTの鋳造と転送が可能になり、PoA(Proof of Authority)コンセンサスを備えたプライベートイーサリアムフォークが誕生する。
エンジンコイン(Enjin Coin/ENJ)をイーサリアムメインネットからJumpNetに移動する際、ユーザーは、ENJとNFTの送受信、NFTの作成、NFTの取引と配布を無料でできるとのことだ。
2021年後半にEfinityの立ち上げを予定
4月6日にJumpNet L2が開始した後、Enjinチームは今年後半、Efinityを立ち上げる予定だ。
Efinityは分散型ブロックチェーンであり、NFT専用の個別のレイヤー1であり、他のブロックチェーンと相互運用可能があり、それらのアセットとの幅広い互換性がある。複数のブロックチェーンをサポートする統合インターフェースを作成し、摩擦を減らし、Enjinをこの大規模なエコシステムのトップに置くことで、ユーザーエクスペリエンスを簡素化する仕組みだ。
Enjinの概要
Enjinプロジェクトは、すべての開発者がブロックチェーンアセットNFT(代替不可能なトークン)を作成、管理、統合、および配布できるようにすることを目的としている。
同プロトコルは、市場ボリュームカテゴリーでトップ100の仮想通貨に含まれ、NFT固有のERC-1155標準を開発し、NFT促進に積極的に取り組んでいる。
同社は今年に入って、NEXTMONEYの特集記事「MicrosoftとEnjin、クロスプラットフォームのカスタムNFTをMinecraftに導入」で報じたように、ソフトウェアを開発・販売を手掛ける世界的大企業のMicrosoftとのNFTをプレーヤーに提供するブラウザーゲームをリリース。さらに、「JVCEAがEnjinコインを承認|日本初ゲームトークンに」で報じたように、自主規制機関である仮想通貨交換協会(JVCEA)によって法的に承認され、ENJは日本の規制団体から承認を受けた、初めてのゲーム向けトークンとなるなど、NFTとの拭き結びつきを深めている。