IOTA、デジタルアセットフレームワークのリリースで20%急上昇

IOTAが20%超の急上昇

IOTA財団が主導となり、オープンソースプロトコルに基づいて開発が行われているP2P型決済およびデータ共有網、仮想通貨であるIOTA(アイオータ/MIOTA)は、デジタル資産フレームワークでトークン化のロックを解除した後、20%以上急増したことが分かった。

CoinMarketCapより画像引用

CoinMarketCapの調べによると、IOTAの2月19日12時台の価格は、1MIOTA=156.99、前日同時刻比10.64%、1週間で28.33%、時価総額は
4,359億円となっている。IOTAは19日に日付が変わる頃より急上昇し、午前4時ごろには165円を超える価格にまで20%以上も急上昇している。

IOTAは「モノのインターネット」をコンセプトにプロジェクトが立ち上げられ、誕生した仮想通貨だ。全盛期に4番目のスポットでピークに達したMIOTAは、これまでのピークである5.25ドルから70%下落している。

トークン化の有効化

本日、IOTAFoundationはデジタルアセットフレームワークの仕様を発表した。

IOTA Foundation「IOTA Digital Assets Framework Demonstration – Creating tokens and tokenized assets(IOTAデジタルアセットフレームワークのデモンストレーション-トークンとトークン化されたアセットの作成)」より動画引用

※動画へ前編英語で放映されており、日本語訳が必要な場合は、画面右下に表示されている「字幕」アイコンをクリックした後、「設定」ボタンをクリックし、表示されるメニューの中から、「字幕」→「自動翻訳」→「日本語」の順に設定することで大まかな日本語訳が表示されます。

これにより、IOTAネットワーク上にトークン化されたアセットを作成でき、いくつかのユースケースには、リアルタイムのデータ料金提供やネットワーク間の資産交換、アートワークや収集品などのNFT(代替不可能なトークン)の発行が含まれ、あらゆるタイプのトークンを作成して取引したり、コインに報酬を与えたりできる。

IOTAは、NEXTMONEYの特集記事「仮想通貨IOTAのアップグレード完了、ネットワーク速度が50倍に」で報じたように、昨年8月にネットワークアップグレードChrysalisが稼働し、速度が飛躍的に向上している。今回発表にあったように、無料でスケーラブルなプロトコルTangleテクノロジーが高速かつ効率的であり、トークン化にも取り組んでいる既存のブロックチェーンと競合できるとIOTAは考えている。

デジタル資産フレームワークにより、スマートコントラクトの開始に一歩近づいたと言える。開発者チームは現在、今後のメインネットにトークン化をもたらすことに焦点を当てており、フレームワークは、新しいFireflyウォレットにも統合されるとのことで今後の躍進からまだまだ目が離せない。

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