タイの債券市場協会、ブロックチェーンを基盤とした”債券登録”プラットフォームを発表

タイの債券市場協会が今年中にブロックチェーン技術を基盤とした債券登録をできるようになると、タイの日刊新聞”バンコック・ポスト”が報道した。債券市場協会は、このプラットフォームを利用することで債券の発行速度を上げ、流動性を高めていくのが狙いである。

これまでは債券発行にかかる日数が、遅いときであれば2週間以上を要していたが債券登録プラットフォームを使用することで3~4日に短縮できる。将来的には2日以内に処理できるようにしていく。

タイの社債の取引金額は、ここ数年間に渡り上昇し続けている。2011年には8億バーツ(26億6000万円)だったものが2017年で50億9000万円(169億6000万円)まで、6倍以上増えているため、新システムを導入することで対応していく。

新しいプラットフォームは、管理がしやすくブロックチェーンに記載された情報を公開する範囲を指定できる”プライベートブロックチェーン”を利用したプラットフォーム上に確立していく。

タイの債券市場協会の会長は、「年末までに規制サンドボックス(新事業を後押しするために、政府が規制を一時的に停止する制度)の対象になる。タイ証券取引委員会とタイの中央銀行の両方の規制サンドボックスの適用対象となるだろう。」と述べている。

運営の見解

運営の椎木

これは新しい取り組みですね。このやり方で既存の金融プラットフォームと組み合わせて行ったほうがうまくいく気がします。日本も色々迷っていると思いますが、何か新しい形でICOみたいなブロックチェーンの仕組みができればなと思っています。

日本は、アジア圏のなかでかなり遅れてます。なので、メディアやブロガーがどんどん進んで発信をしていく必要があると思います。