ブラジルのプロサッカーチームが資金獲得のため、ICOの開催を発表

今月12日ブラジル2部リーグに所属するプロサッカーチームであるアヴァイFCは、1部リーグへの昇格資格の獲得及び、南米最大規模の大会であるコパ・リベルタドーレスへの出場目指しチームの設備補強を行う為に、ICOを行い新たにチーム独自の仮想通貨を発行すると発表した。

ブロックチェーンテクノロジーに特化しているSportyCo 社とサッカーへの投資に特化したBlackbridge社のサポートの下10月3日よりアヴァイFCトークンを1US$で発売するとのことである。

これによってアヴァイFCはICOを行う世界初のプロサッカーチームとなった。

「クラブの目標は最低800万USドル、最終目標として2,046万USドル(20億4千600万円)を調達することであるとし、約7%のアヴァイトークンをアヴァイFCが保持する」とクラブは述べた。 もし800万USドルに達しない場合はすべての資金が買い手に返金されることになります。ですが仮に最低目標の800万USドルに達した場合でも次の目標である2,000万USドルに達しない場合は、残ったトークンはバーンされるか再販されることになる。それにより投資家により実際買われたトークンのみがICOが終わった後に利用することができるようになり、約7%がクラブの宣伝及び、ボーナスなどに当てられることになるそうだ。

「このクラウドセールで調達できた資金は直接クラブの基盤となり、それはクラブと共に永遠に存続するだろう」とクラブの関係者は語った。

またブラジルの仮想通貨に関する話題で記憶に新しいところだと今年1月に現役引退を発表した元ブラジル代表のスーパースターロナウジーニョはサッカー推進事業で世界に貢献したいと語っており、その先駆けとなるRSCoin(ロナウジーニョサッカーコイン)を発表しています。世界的なスーパースターが手がけている事やサッカーの市場規模の大きさから多くの人々に期待されている。