コインベース 、DeFiアプリをウォレットに統合
大手仮想通貨取引所コインベース(Coinbase)は、iOSとAndroidの両方のコインベースウォレットに直接DeFiアプリを統合すると発表した。
イーサリアムブロックチェーン上に構築されたDeFiアプリの統合により、ユーザーは、コントラクトのパラメーターが満たされたときに自動的に実行されるスマートコントラクトを通じて、仮想通貨の取引を行うことが可能となる。また、これによりコインベースのユーザーは、仮想通貨をDeFiに入金し、仮想通貨を他のユーザーに貸し出し、ローンの利息を受け取りなどの行為をアプリ上で全て行えるようになったという。
Sid Coelho-Prabhu氏はブログの投稿で、この統合により、プロバイダーとは異なるレートを比較し、Webブラウザーを開かずに仮想通貨を簡単にデポジットし、残高をシンプルな統合ダッシュボードで表示することができるようになるだろうと投稿。さらに、コロナウイルスのパンデミックによって始まった経済の低迷の中で、過去1ヶ月ですテーブルコインがが急上昇したことを受けて、ユーザーがUSDCのようなUSDに固定されたステーブルコインをローンすることで最大6%のAPRを獲得できるようになる。
一方で、今ではこれまで以上に簡単にDeFi市場に参入できるかもしれないが、 DeFiと大規模なEthereumエコシステムはここ数か月で成長を遂げたが、一部のユーザーは、グローバル市場の混乱の中で大規模な仮想通貨市場が急落したときに、DeFiのボラティリティが仇になることを潜在的なユーザーは注意することが必要との声も上がっている。コロナウイルスのストレスに対処し、仮想通貨を維持するために自分のスマホを使用しているコインベースユーザーにとっては便利なツールになることだろう。