ナスダック上場テクノロジー企業がビットコインとイーサリアムのマイニング計画を発表

ナスダック上場企業がマイニング計画を発表

SaaSソリューション(※1)とブロックチェーンアプリケーションを提供するナスダック上場のテクノロジー企業であるPowerbridgeTechnologiesは、ビットコイン(Bitcoin/BTC)とイーサリアム(Ethereum/ETH)のマイニングにグローバルに投資して関与すると発表した。

(※1)SaaSソリューション(Software as a Service)とは…
SaaSとは、利用者側のコンピューターにソフトウエアを導入することなく、インターネット経由でアプリケーション機能を提供するサービスを指す。(Canonシステムアンドサポート株式会社の公式サイトより抜粋)

同社はクリーンエネルギーを使用してビットコインとイーサリアムのマイニング計画を立てており、マイニング作業は現在議論の的になっている事も影響し、環境に重点を置いている。また、仮想通貨ビジネスの発展をサポートするために、仮想通貨専門のベテランチームを編成している。仮想通貨市場に前向きな見通しを持っており、世界中にクリーンエネルギーマイニング施設のネットワークを確立することを計画しているほか、仮想通貨マイニング事業が会社の全体的な成長を促進する可能性があると考えている。

同社の社長兼最高財務責任者であるスチュワート・ロー(Stewart Lor)氏は、次のように述べている。

私たちは、仮想通貨市場の前向きな見通しについて楽観的です。仮想通貨マイニングに従事する私たちのイニシアチブは、私たちの全体的なブロックチェーン戦略の重要な部分です。私たちは、クリーンエネルギーベースのBTCおよびETHマイニングネットワークをグローバルに継続的に構築するよう努めています。私たちの仮想通貨マイニングビジネスは、会社の成長を加速するのに役立つ貴重なデジタル資産を生み出すと信じています。


ライジングクリーンビットコインマイニングイニシアチブ

ビットコインマイニング以来、FUD (※2)はBTCマイニングがその高いカーボンフットプリントのために環境に悪影響を与えると主張し始めている。

(※2)FUD(Fear, Uncertainty and Doubt)とは…
Fear(恐怖)、Uncertainty(不確実)、Doubt(疑問)の頭文字から来ており、仮想通貨に関連した悪いうわさ、不安をあおる事を意味する。

仮想取引所の大多数はビットコイン保有による彼らのカーボン排出を相殺するため、何百万ものカーボンクレジットを購入し始めている。実際、GeminiFTXSkybridge Capitalは、過去2カ月間にカーボンクレジットを購入した仮想通貨取引所の一部である。

中国のマイニング業者の移住は、ビットコインマイニングのかなりの部分が石炭ベースの電力を使用していたため、ビットコインネットワークをより環境に優しいものにするのにも役立っている。現在、マイニング業者は、規制の影響により、カザフスタン、米国、北米各国など、クリーンエネルギー源からのエネルギー供給を提供している国に移動している。クリーンマイニングに対する公開企業の関心は、この傾向は成長するのを助け、最終的にはビットコイン市場のFUDを排除し、その価格がさらに急騰するのを助けるとみられている。