Jack Dorsey氏とJAY-Z氏がビットコイン教育を行う計画
ビットコイン(Bitcoin/BTC)愛好家として知られるジャック・ドーシー(Jack Dorsey)氏と、米国の人気ヒップホップアーティスト兼ラッパーのJAY-Z氏は、ジェイ・Zが育ったニューヨークのブルックリンにある公営住宅Marcy Houses(マーシーハウス)の住民のためにビットコイン教育を行う予定であることが明らかになった。
Mr @sc and I are funding The #Bitcoin Academy, a program for residents of Marcy Houses in Brooklyn New York where Jay grew up, designed in collaboration with @CryptoPlug3 and @BlkBTCBillions: https://t.co/hKfq1jqii7
— jack (@jack) June 9, 2022
「The Bitcoin Academy」と題された同教育プログラムは、住民がビットコインネットワークにアクセスするためのビットコイン教育、データプラン、スマートフォンを無料で提供する予定とのこと。授業は、6月22日(水曜日)から9月7日(水曜日)まで、Marcy Houses全住民を対象に対面オンライン方式で行われ、受講者には、MiFi(マイファイ=モバイルワイファイホットスポットとして機能するコンパクトモバイルWi-Fiルーターの事)デバイス、1年間のデータプラン、スマートフォンが無料で提供され、住民に管理してもらう予定だ。プログラムの教育内容については、仮想通貨ニュースサイト「Black Bitcoin Billionaire」の創設者であるラマー・ウィルソン(Lamar Wilson)氏とCrypto Blockchain Plugの創設者ナジャー・J・ロバーツ(Najah J. Roberts)氏が共同で行うとのことだ
地域住民の情報参入障壁を取り除く取り組みがBitcoin Academy開催
Bitcoin Academy公式サイトによると、同プログラムは、地域住民の情報参入障壁を取り除き、知識をもって地域社会をエンパワー(※権限を与える)することを目的としているとのこと。
さらに同プログラムでは、週末には5歳~17歳の子供を対象とした「クリプト・キッズ・キャンプ」のプログラムも用意されており、このプログラムは近い将来、他の地域にも拡大する予定とのこと。ビットコインは確かにオープンなネットワークだが、金融教育を受ける機会を奪われることで、人々は事実上参入を阻まれることになると指摘している。実際、ビットコインはまだ基本的な商品の購入に広く使われておらず、デバイスやデータプランがないと使えない一方で、ビットコイン決済の受け入れは進んでるという一面もある。
一方で、ビットコインを法定通貨として採用した国は、1位が中米、2位がアフリカとなっており、エルサルバドルでは、より多くの人がその技術に乗り、理解するよう、ビットコイン教育の取り組みがすでに広まっている。今回の発表を受けてドーシー氏はTwitterの投稿で次のように語っている。
bitcoin is becoming a critical tool for many in Africa and Central and South America. We believe the same potential exists within communities in the US. Our goal is to prove that making powerful tools more available to people enables them to build greater independence.
— jack (@jack) June 9, 2022
ビットコインは、アフリカ、中南米の多くの人々にとって重要なツールになりつつあります。私たちは、同じ可能性が米国のコミュニティ内に存在すると信じています。私たちの目標は、強力なツールを人々が利用できるようにすることで、人々がより大きな自立を築けるようになることを証明することです。