13日、米仮想通貨サイト「TRUATNODES(トラストノード)」の市場分析によると、仮想通貨の資金調達方法であるICO(イニシャルコインオファリング)を行なったプロジェクトが過去10日間の機関にて、8月全体の3倍以上となるETH(イーサリアム)を売却していることが判明した。
過去10日間に売却されたETHは160,000枚となっており、3300万ドル(約37億円)という金額がICOプロジェクトによって売却されていた。過去30日間のETHの売却は283,000ETHとなっている。
8月にICOプロジェクトは1日平均で1,000〜5,000ETHを売却しており、時折10,000ETHを超える売却を行う日もあった。そして4日、イーサリアムが大きな暴落を始めた時には、ICOプロジェクトによって82,000ETHという膨大な売り圧が発生した。
これらのICOプロジェクトの大きな売却により、イーサリアムの価格は24時間で約20%の暴落が起きたとされ、ICOプロジェクトの中でも1番多くのイーサリアムを売却したプロジェクトはDigixと判明している。
ですが、イーサリアムの価格は急激に下落したが、アルゴリズムのPoWをPoSに変更する「キャスパー」や、「Plasma Cash」によるスケーラビリティ問題の完全など、イーサリアムの価格の回復に期待できる材料はまだ残っている。