ビットコイン取引手数料が2倍に高騰した理由とは

ビットコイン取引手数料も高騰

ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格が急騰するに伴い、ビットコイン取引手数料も上昇していることが分かった。

BitInfoCharts より画像引用

BitInfoChartsのデータによると、ビットコインの手数料はほぼ2倍に急騰している。12月13日(日曜日)には、ネットワークを介してビットコイントランザクションを送信するのに平均2.7ドルかかっていたが、17日に入ると5ドルの費用がかかった。これは4日間で85%の増加である。

では、なぜビットコインが突然高騰したのか。NEXTMONEY匿名ビットコインクジラが大規模な市場を牽引か」や「ビットコイン(BTC)、史上最高値の2万ドルに到達」でも報じた様に、複合的な要因ではあるものの、機関投資家による一斉流入が大きい。

取引手数料が急騰した理由は?

次に湧いてくる疑問は、なぜ取引手数料が急騰したのかという点である。既存金融機関で考えると、取引する人が増えれば手数料が下がるという固定観念が私たちにはある。しかし、ビットコイン取引は一種の分散型料金であり、分散型マイナーネットワークへ承認作業報酬としてお金を払う仕組みであることが取引手数料の高騰につながっている。

コンピューターは、トランザクション処理に必要な、非常に複雑な数学パズルを解くために競争し、マイナーはユーザーの取引を処理するため、非常に多くのエネルギーを費やしている。その報酬として支払われており、マイニング事業が成り立っている。さもなければ、マイニングを実行している莫大な電気代に追いつくことはできない。

仮想通貨インフラストラクチャーサービスを機関に提供するStakedのティム・オギルビー(Tim Ogilvie)CEO(最高経営責任者)によると、購入需要の増加がビットコイントランザクションの増加を意味し、料金の上昇をさせていると語っている。そのため、ビットコインネットワークで非常に多くのアクティビティが発生すると、マイナーは料金を引き上げて、ビットコイントランザクションを本当に処理したい人へ優先する。

CoinMarketCap より画像引用

現在ビットコイは、2018年12月に記録した過去最高の約19,500ドルを大きく超え、23,000ドルにまで急騰している。これは、市場がピークに達したと仮定して、多くの人がキャッシュアウトすることを意味している。

12月13日、1BTC=1,994,000円前後だった時の取引手数料はわずか2.7ドルで、当日のビットコインの1日の取引量は約2兆4,000万円であった。しかし本日、BTC=23,000ドルを超え、ビットコイン取引手数料が5ドルにまで達した時点での1日の美とコイン取引量は6兆7000万円にまで膨れ上がった。

ちなみに、2017年の終わりにビットコインが過去最高を記録した当時、ビットコイン取引手数料は55ドルという驚異的な数字をはじき出している。

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