米国版バイナンス、Androidアプリのベータ版公開
米国ユーザーを対象にした仮想通貨取引所、バイナンスUS(BinanceUS)は、Androidデバイスでベータ版のアプリケーションを公開した。バイナンスUSは12月18日にiOSユーザー向けのベータ版を公開したが、その直後のAndroid版公開となる。
12月25日にバイナンスUSはTwitter上で、Androindデバイスでのアプリケーションに参加するようユーザーに促した。今回のテストフェーズを通じて、より多くのユーザーにアプリケーションを公開する前に欠陥を解決することが目的のようだ。
バイナンスUSは積極的に業務を拡大
BinanceUSは、2019年9月に誕生して以来急速に業務を拡大している。11月にはデビットカードでの仮想通貨購入サービスの提供や、現在26銘柄扱っている仮想通貨も、今後さらに18銘柄を増やすことを検討している。また、機関投資家向けの証券会社Tagomiとの提携も行なっており、ベンチャーファンドやファミリーオフィス、個人富裕層の方は、Tagomiを通じてバイナンスUSの市場取引ペアにアクセスすることができるようになる。
マルタ諸島に拠点を置いているバイナンスの本家は、iOSアプリ常に先物取引を追加しており、バイナンスUSでもアプリケーション上で先物取引が出来るようになるかもしれない。
フォビはアメリカ市場を撤退
バイナンスUSが積極的にサービス展開を進める一方、アメリカに拠点を置くフォビ(Huobi.com)はアメリカでの活動を縮小している。
フォビの運営者は11月中旬にアメリカのユーザーアカウントを凍結し、アメリカでの操業を停止することをフォビ・グローバル(Huobi.Grobal)を通して発表された。ファビは、アメリカの仮想通貨規制により、アメリカ在住者をプラットフォームから締め出すしかなかったと説明している。