米国版Huobi(フォビ)、12月15日にサービス停止

米国版Huobi(フォビ)、12月15日にサービス停止

世界各国に仮想通貨取引所を展開するHuobi Groupの、米国ユーザーを対象としたパートナー取引所である「Huobi US(HBUS)」は9日、サービス停止を発表した。閉鎖に関する詳細な情報は明らかになっていないが、HBUSは、「現在進行中の戦略的レイアウトの一部として、より統合された影響力のある方法で復帰できるように、運用を停止する必要がある」と説明している状況だ。

取引サービスについては、2019年12月15日20時30分(PT)に同プラットフォームが使用できなくなるため、ユーザは注意が必要となる。また、2020年1月31日20時まで口座にアクセスして資金を引き出すことができるため、早めの対応を呼びかけている。

Huobi Groupは先月、2019年11月13日から全ての米国ユーザーを対象に、同プラットフォーム上の口座を停止すること発表している。その際にも口座停止に関する明確な理由などは、一切明らかにされていない。

仮想通貨取引所Huobi(フォビ)、米国ユーザーの口座を完全停止=11月13日から

2019.11.05

現時点で米国ユーザーは、Huobiのプラットフォームを使用することができない状況にある。しかし、米国進出を果たした仮想通貨取引所バイナンスは、多くの米国ユーザーを抱えていたが、米国進出のためにプラットフォーム上(binance.com)へのアクセスを禁止していた。そのため、米国進出を目指す目的としてHuobiが、ユーザーの整理を進めている可能性もある。

しかし多くの声は、米国帰省当局らから指摘を受けた可能性が高いと指摘されており、米中間の貿易摩擦をはじめとする政治的懸念もあるかもしれない。