ゴールドマンサックス、2021年第2四半期にビットコインを顧客へ提供する準備へ

ゴールドマンサックスが第2四半期にビットコインを顧客提供へ

ゴールドマンサックス(Goldman Sachs)のデジタル資産責任者が、4月初めの仮想通貨取引デスク再開後の第2四半期に、プライベートウェルスマネジメントクライアント向けにビットコイン(Bitcoin/BTC)など、一部の仮想通貨のローンチを目指して準備中であると語った事が分かった。

CNBCの報道によると、ゴールドマンサックスのプライベートウェルスマネジメント部門のデジタル資産責任者であるメアリー・リッチ(Mary Rich)氏が3月31日(水曜日)、CNBCに、同行はビットコインやその他のデジタル資産への投資の「フルスペクトル」を開始する予定であると述べた。

BTC提供は新しいインターネットの夜明け

1.8兆ドル(約200兆円)を超える資産を抱えるゴールドマンサックス社は、リッチ氏によると「物理ビットコイン、デリバティブ、または伝統的な投資手段」を介してBTC投資を提供することを計画しているとのこと。

同行はビットコインやその他の仮想資産への本格的な投資を提供する予定であり、物理的なBTCとそれに基づく派生物の両方を提供する可能性がある事を示唆している。NEXTMONEYの特集記事「モルガン・スタンレー、裕福投資家にBTCファンドへのアクセス提供へ」でも報じているように、今回のリッチ氏による発表は、モルガン・スタンレー社が裕福層顧客向けのビットコイン関連の投資商品を発表してから数日後のことである。ゴールドマンサックス社は、富裕層、ファミリーオフィス、基金などの「プライベートウェルスクライアント」をターゲットにしており、少なくとも2,500万ドル(約27億円超)を投資しているとのこと。で、リッチ氏は次のように語っている。

(現在のマクロ環境について)ブロックチェーンが「新しいインターネットの夜明け」であるという見通しとともに、インフレに対するヘッジとしてこの資産を探しているクライアントの多くがビットコインへの投資を探す動機となっています。

ゴールドマンサックス社は、3月2日付け当サイトの特集記事「ゴールドマンはビットコイン取引デスクを再燃させることを計画」で報じたように、アークイノベーションETFを介して間接ビットコイン投資ビークルを立ち上げ、仮想通貨取引デスクを再開したばかりだ。なお、同行は今年6月までにビットコインの提供を開始する予定とのこと。

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