コインマーケットキャップ、流動性を指標に取引所の新たな評価方法を導入 

コインマーケットキャップ、流動性を指標に取引所の新たな評価方法を導入

世界中の仮想通貨やトークンの時価総額や取引量などを閲覧できるサイトとして有名なコインマーケットキャップが流動性を軸にした取引所やトークンペアの価格選定のアルゴリズムを公開した。

今回の発表は、シンガポールで行われていたカンファレンス「The Capital」で最高戦略責任者のキャリライン・チャン氏から発表され、コインマーケットキャップのサイト上にアップされている。

流動性を指標とした取引所の上位5社は下記のように公表されている。日本の取引所からは40位にビットバンク、49位にビットフライヤーがランクインしてる状況だ。

順位 取引所 流動性 取引ボリューム
1 HitBTC 61,109,458ドル
2 Binance 58,797,862ドル
3 Huobi Global 31,857,285ドル 638,245,964ドル
4 OKEx 25,120,258ドル $ 636,767,196
5 Bitfinex 19,881,236ドル 41,435,974ドル

仮想通貨における流動性とは

仮想通貨における流動性とはマーケット全体において「取引や送金などのトランザクションが発生しているか」ということを表している。取引の厚みが大きければ、それだけ安全に仮想通貨から現金に換金することが可能であり、ユーザーが安心して通貨の売買を行うことができるようになる。当然それに比例して価格も上昇する流れだ。

最高経営責任者のキャリライン・チャン氏は、「取引量は評価方法としての価値を失った」と発言していることから、価格評価の新たな指標として、取引量から流動性にシフトしていく方針であることが伺える。

「今日、我々は、投資家とトレーダーらにとって最も重要である項目、『流動性』に焦点をあてた新たな測定基準を紹介する。この我々の流動性メトリックスで、取引量ではなく流動性の観点を推奨することで、仮想通貨市場に公益を提供できることを期待する」

新しい評価方針により今後、出来高が安定しない取引所の価値が下がることが予想されるが、仮想通貨業界全体の是正化が進行していくのは業界に取って前向きなニュースといえるだろう。

仮想通貨データ提供のCoinMarketCap、時価総額に「流動性」を考慮し、10のセクションを発表

2019.09.02

ABOUTこの記事をかいた人

まさ@ブロックチェーン研究家

外資系の医療機器、エネルギー関係の企業で5年間営業として従事した後、今後は個人にスポットが当たる時代だと考え、ブロックチェーンの持つトークンエコノミクスの世界観に感銘を受け、少しでも情報源として役に立てるよう日々発信しています。 現在は 実際にコードを書いたり、 イベントに足を運ぶなど精力的に 活動を行ない情報を発信しています。